【EC向けChatGPT活用】「XとInstagramの投稿文」「キャッチコピー」「メルマガ」を生成AIは作れるのか? 時短につながる?
しかし、GPT-3.5ではうまく罫線を使って出してくれないことが多数。そんな時は、前回記事で紹介した、過去の投稿例を文体の参考にするプロンプトを入力し、修正してみましょう。第4回でご説明したように、参考にしてほしいポイントを明示するのがコツでした。 ◆プロンプトの例 ありがとうございます。フィードバックします。文章は、読者のメリットがよく表現されていて簡潔でいいです。一方、文章のレイアウトや体裁で工夫の余地があります。以下の「●過去のメルマガ例」を参考に、見出し、罫線、改行、記号の使い方に配慮して再度作成してください。内容は、「マッスルプロテイン2000」ではなく、「プロテインリカバー」で作成してください。 ●過去のメルマガ例 件名: 【号外】脅威の秒速回復!マッスルプロテイン2000、本日発売:マッスルエナジー 本文: (以下略)
GPT-3.5でも罫線が表現されました。
GPT-3.5ではこのように、GPT-4と比べ特に日本語での学習量が少ないため、会話のやり取りが増えがちです。ここで「イチから書いた方が早い!」となりがちですが、このプロンプト自体を次回からコピペで利用できるように、ご自身のプロンプト帳を作っておけば再利用でき時短になります。
また、ChatGPTの強みの1つはコードが書けること。HTMLメール案をHTMLで出力することも可能です。コーディングもできる!というネットショップ担当者の方は、コードを書くサポートツールとしてもご活用いただきたいと思います。
まとめ
今回は、文章作成に加え、キャッチコピーやハッシュタグの案出しの例も示しました。さすが文書生成系AI、一気に大量を作文する能力は圧巻です。本件以外にも、文章やアイデアに行き詰まった時に、気軽にChatGPTにログインして利用してみましょう。思考の支えが取れるかもしれません。 また、GPT-4とGPT3.5の性能の違いについても、実感いただけたのではないでしょうか。GPT-4は推論の精度が高いので意図を汲んでくれやすく、読みやすい日本語で作成されます。そのため、より時短になります。 だからといって、無償版で利用できるGPT-3.5が業務で使えないわけではありません。段階的に、すり合わせをすることで、イメージに近いものが作成できます。日本語が拙く手直しが必要であっても、骨子を考えてもらうだけでも時短になります。次回は、ショート動画の構成案について案出しをした時の例を見てみましょう。