チームメイトバトルの末に牧野がもてぎで今季2勝目!太田はマシントラブルに泣く【SF結果】
サーキットレースの日本最高峰であるスーパーフォーミュラ(SF)は、第5戦で2024年シーズンを折り返した。夏のもてぎ戦ではレース終盤にDANDELION RACINGの2台が激しいバトルを展開したが、最終的には牧野任祐が勝利を手にした。全日本スーパーフォーミュラ選手権は8月25日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで2024年シーズン第5戦の決勝レースを実施。DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐が今シーズン2勝目を挙げた。 【関連写真】山下とともにポール獲得を喜ぶ近藤真彦監督 7大会9レースが予定されているスーパーフォーミュラのシーズンは、この真夏のもてぎ大会で折り返しを迎えた。 24日の予選では、KONDO RACINGの山下健太が唯一1分31秒台となる1分31秒995をマークし、2017年以来、自身2度目のポールポジションを獲得した。2番手にDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの大田格之進、3番手にVERTEX PARTNERS CERUMO・INGINGの大湯都史樹が続いた。 翌25日の決勝は気温33℃、路温37℃のコンディションで開始された。 スタート直後の1コーナーはポールシッターの山下がトップで通過。以降しばらくは山下がレースを引っ張る展開となる。 10周を終えてタイヤ交換が可能となると、このタイミングで太田など複数のドライバーがアンダーカットを狙ってピットイン。一方、トップを行く山下と、2番手まで順位を上げた牧野はレース中盤まで最初のスティントを引っ張る作戦を採った。 上位を争うドライバーがピット作業を済ませた時点でトップに立ったのは太田。それに大湯、牧野、山下が続くかたちとなる。 終盤、首位を走る太田に対し、コース上で大湯を攻略してポジションを上げた牧野が迫り、DANDELION RACINGのチームメイトバトルが始まる。両者は接触ギリギリの接近戦を繰り広げたが、36周目の90度コーナーで太田がマシントラブルによりスピン。これにより牧野が今シーズン第2戦オートポリス以来の勝利を手にした。 2位は山下、3位はTEAM MUGENの野尻智紀となった。 次回の2024年シーズン第6、7戦は10月12日~13日、静岡県の富士スピードウェイにて開催される。 2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権 第5戦もてぎ 決勝結果 2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権 ドライバーズランキング 2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権 チームスランキング
MotorFan編集部