全国158万5,849社の“メインバンク“調査 取引先の「増収増益」企業率は京葉銀行がトップ
都道府県別シェア (東日本)
【北海道】第二地銀トップの北洋銀行(シェア37.4%)がトップを維持。2位は取引先の増収増益企業率3位の北海道銀行(同15.9%)で、北陸銀行と「ほくほくFG」を形成。3位は北海道信金(同5.5%)、4位は旭川信金(同4.3%)、5位に帯広信金(同3.5%)、6位には「ほくほくFG」の北陸銀行が入った。以下、北見信金、苫小牧信金、大地みらい信金、室蘭信金、道南うみ街信金、稚内信金、北星信金、空知信金、網走信金、北央信組、北門信金と信金、信組が続く。 【東北】青森は2025年1月、プロクレアHDの1位青森銀行(同42.7%)と2位みちのく銀行(同28.7%)の合併で「青森みちのく銀行」が誕生予定。1万2,502社(同71.5%)でシェアダントツの1県1行となる。岩手は、1位の岩手銀行(同45.4%)がシェアを伸ばし、2位東北銀行(同16.9%)と3位北日本銀行(同15.9%)の差が拡大。宮城は、七十七銀行(同56.6%)が1万社超、シェア6割弱で圧倒。2位は「じもとHD」の仙台銀行(同13.3%)。秋田は、トップが秋田銀行(同54.1%)、2位に「フィデアHD」の北都銀行(同29.6%)が続く。山形は、1位の山形銀行(同37.3%)が伸ばす。2位「じもとHD」のきらやか銀行(同24.2%)は多額の赤字計上、シェアも落とす。3位は「フィデアHD」の荘内銀行(同18.3%)。福島は、1万社超の東邦銀行(同40.9%)がトップ。2位は大東銀行(同9.5%)、3位はSBIHD提携の福島銀行(同8.7%)が続く。 【北関東】茨城は「めぶきFG」の常陽銀行(同48.2%)が1万社超で安定シェアを維持。2位は筑波銀行(同18.9%)。栃木は「めぶきFG」の足利銀行(同46.8%)が1万社超え、2位は栃木銀行(同23.7%)。群馬は、1万社超、シェア50%超の群馬銀行(同50.5%)が盤石。2位はしののめ信金(同7.9%)、3位はSBIHDと提携する東和銀行(同6.7%)。 【首都圏】 埼玉は、りそなHDの埼玉りそな銀行(同28.4%)がトップを維持したが、シェアは微減。2位は武蔵野銀行(同12.0%)、3位は埼玉縣信金(同9.8%)が追う。千葉は、2万社超の千葉銀行(同41.2%)が強固。2位の京葉銀行(同14.1%)はシェアを伸ばし、取引企業の増収増益企業率トップで存在感を示す。3位は千葉興業銀行(同8.3%)。東京は、三菱UFJ銀行(同23.0%)、みずほ銀行(同20.8%)の両行がシェア微減、3位の三井住友銀行(同17.7%)が微増で競争激化。神奈川は、トップの横浜銀行(同21.9%)が1万社超。東京14位の東日本銀行と神奈川15位の神奈川銀行で「コンコルディアFG」を形成。事実上の1県1行体制に。 【甲信越】新潟は、第四北越銀行(同59.7%)が1万社超、シェア約6割で盤石。2位の大光銀行(同11.4%)はSBIHDと提携。9位に2023年11月合併のはばたき信組(同1.2%)。山梨は、1県1行の山梨中央銀行(同57.1%)がトップ。長野は、1万社超の八十二銀行(同56.2%)が安定。2位の長野銀行(同7.9%)と2026年1月合併し「八十二長野銀行」で1県1行体制へ。 【中部】岐阜はトップの十六銀行(同33.6%)と、2位の大垣共立銀行(同20.6%)の競争が続く。静岡は、静岡銀行(同39.4%)が1万社超でトップ。統合済の2位浜松磐田信金(同10.6%)、3位しずおか焼津信金(同6.9%)が続く。愛知は、三菱UFJ銀行(同23.2%)がトップ、2位名古屋銀行(同10.6%)。3位愛知銀行(同8.1%)と8位中京銀行(同4.0%)が2025年1月に合併し「あいち銀行」へ。三重は1位に百五銀行(同44.7%)、2位は三十三銀行(同27.5%)。