【バスケ】仙台ネイサン・ブース、B1通算2000得点到達 重要なのは「どう得点するのか」
B1仙台89ERSのPF/Cネイサン・ブース(30)が、11月30日の群馬戦で、B1通算2000得点の大台に乗った。一昨季に仙台に加入し、そこから135試合で達成。1試合平均約14・8得点と、ハイペースに積み重ねてきた。 Bリーグでは2日時点で、114人しか達成していない大記録にも「ユーマ(SG石橋侑磨)が教えてくれるまで全然知らなかった。正直あまり興味がないです」。本人はどこ吹く風といった様子。気にするのは自身の得点数ではなく、チームが勝つために自分が「どう得点をするのか」だ。 今季は昨季と比べ、3点シュート(3P)の試投数が減少。昨季は60試合で236本と、1試合あたり4本近くの3Pを放ったが、今季は1試合約2・4本にとどまっている。 「調子が悪いという感覚は特にない。チームは新しく変わっていますし、相手も昨季以上に自分を離してくれなくなっている。その中でどうやってシュートを打つのか、決めきるのかを見つけていかなければ」 SFスタントン・キッド(32)など新たな得点源となる選手も加入し、攻撃に幅が広がったからこそ、自身がどう決めるのかを試行錯誤する。次節は7日から、ホームでシーホース三河を迎え撃つ。「チームでお互いに助け合って、オープンを作って決めきる。そうすれば勝ちが見えてくる」。いいシュートを追い求めた先に勝利がある。【浜本神威】