下水中のウィルスで新型コロナ感染を早期発見?トイレの蓋を閉める習慣が大切な理由とは。
トイレの蓋のこんな開けっぱなしはやめたい。新型コロナを含む感染防止の観点からも、省エネの観点からも。
COVID-19の流行を早期に把握するために、下水中のウィルスの検出が有効だと言われている。イギリスをはじめ、主にヨーロッパの国が先行して実際に取り組んでいるようだ。特にCOVID-19は無症状の不顕性感染者からも感染が広がることから、感染者の排便や手洗いに伴って、下水に流入するウィルスが検出できれば、感染蔓延の可能性を早期に把握するために有効な手法になり得るのは間違いない。一部には、下水を介して感染することを危惧する向きもあるようだが、ウィルスは水の中では直ぐに分解してしまうとのことで、その心配はないと言われている。(佐藤敬・青森中央学院大学学長、医学博士)
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