【久留米競輪(ナイター)FⅡ】腹をくくって追い込み転向の平川慎太郎「もっと技量を磨いていきたい」
<28日・久留米競輪・前検日> 【記者コラム・森川和也の追走一杯】 今期も折り返しにさしかかり、チャレンジ戦の生き残りを懸けた戦いが次第にヒートアップしてくる。平川慎太郎はまだ70点割れ2期目だが、前期65.86点で、今期65.05点の超低空飛行。そのため今期の点数をせめて67点までは上げておかないと、来期の助かる見込みが低くなる。 その現実を受け止めて、これまでの自力型から追い込みタイプに脚質を転向する決意を固めた。「迷っている時期もあったけど、人の後ろを回ってみたいという気持ちにもなってきたし、腹をくくりました。前回別府で初めて3日間とも後ろを回ったけど、点数が低いので自分の位置を狙われることもあった。だから脚力は当然だけど、もっと技量を磨いていきたい」。平川はつい数年前まではS級を狙える実力があった。ようやく尻に火が付いた男の巻き返しを楽しみにしたい。▼初日1Rは、九州ラインで中西勇と照屋将貴の後ろを回る。番手よりも難しいとされる3番手をきっちり追走できれば、今期初の予選クリアが見えてくる。1=6―4。 ▼9R(岩本純)「僕のわがままで、単騎で走らせてもらいます」と自信なさげに話したが、栗田万生と枝村弘樹で消耗し合う流れは十分だけに一発も。1―3―45、1―7―23。