シャープの新スマホ「AQUOS sense9」レビュー:7万円以下で買える万人向けモデル
シャープのスマホ「AQUOS sense」シリーズは、幅広い世代をターゲットにしたスタンダードモデルだ。 【全画像をみる】シャープの新スマホ「AQUOS sense9」レビュー:7万円以下で買える万人向けモデル 11月には最新モデルの「AQUOS sense9」が発売され、公開市場版の直販価格は6万940円~(税込)。また、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルや、MVNO(格安SIMを扱う事業者)などもsense9を取り扱っている。 今回は、sense9のファーストインプレッションをお届けする。
個性的なデザインと豊富なカラーバリエーション
sense9は、デザイナーの三宅一成氏が設立した「miyake design」の監修を受けている。カメラ周りの色と本体の色が異なるバイカラー(2色使い)がおしゃれで、個性的なデザインになっている。 カラーバリエーションは全部で6種類(公開市場版は5種類)。中でも筆者のおすすめはグレージュ(灰色)と、今回レビューするブルー。なぜなら、この2種類に関してはカメラ周りの色と本体の色が同系色ではなく、特にアクセントが効いているからだ。 別売りのアクセサリーとして直販価格5500円(税込)の純正ケースがあり、こちらも全部で6種類のカラーを用意する。本体とケースで最大36通りの組み合わせがある。
軽くて持ちやすいsenseシリーズの魅力は継続
先代の「AQUOS sense8」からデザインが刷新されたsense9だが、持ちやすさや軽さなど、AQUOS senseシリーズのこれまでの魅力はしっかり受け継いでいる。 sense9の重さは約166g(公称値)で、200g以上のスマホも珍しくない最近では小型で持ちやすい。アルミボディのさらさらした質感も好印象だ。 正面の約6.1インチのPro IGZO OLEDディスプレイは、フルHD+(1080×2340ドット)の解像度。画面描画速度は1~240Hzの可変式で、スクロールもなめらかだ。
温もりのある写真を撮れるカメラ
背面のカメラは標準レンズと広角レンズの2眼構成で、画素数はいずれも約5030万画素。 シャープ独自の画質エンジン「ProPix」によってディテールまで美しく表現するということで、外出して植物を撮ってみた。 sense9はスタンダードモデルということもあり、同時期に発表されたハイエンド機「AQUOS R9 pro」のように、撮影した写真を見てあっと驚くような感動はない。 しかし、全体的に色味が穏やかで柔らかく、落ち着いた雰囲気の写真が撮れた。食べ物の写真からも温もりが感じられる。