伯桜鵬が白星スタート 場所前に体調不良も「家でできることをやった。とにかくしっかり栄養をとって」
「大相撲秋場所・初日」(8日、両国国技館) 十両伯桜鵬(伊勢ケ浜)が大奄美(追手風)を寄り切り、白星発進を決めた。鋭い踏み込みからいったん差した左を前まわし持ち替え、力強く寄り切った。「勝ったのでよかったと思います」と淡々と振り返った。 今月初めから体調不良で、この日の朝まで稽古場に下りられず。それでも「家でできることをやった。とにかくしっかり栄養をとってやせないことを意識して生活していた。全員がケガとか不安を抱えながらやっている。自分もその中の一人。どう調整するかは自分自身の問題」と慌てなかった。 名古屋場所は11勝4敗と大きく勝ち越し、西十両5枚目まで番付を戻した。再入幕も視界に入る中、好内容の勝利で滑り出した。