J1町田が6試合ぶりの勝利 優勝に望み 主将の昌子「可能性ゼロではない」
サッカーの明治安田J1リーグは、国立競技場などで8試合が行われ、3位の町田は白崎らのゴールでFC東京に3―0で快勝し、6試合ぶりの白星を挙げた。 町田がJ1初昇格・初優勝の快挙へ望みをつないだ。敗れれば優勝の可能性が消える重圧をはねのけ、FC東京を3-0で撃破。6試合ぶりに勝ち点3を奪い、黒田監督は「果敢にチャレンジする姿が目に焼き付いている。町田の魂を表現してくれた」とうなずいた。 前半15分に呉世勲が競り勝ったボールを右サイドでエリキが拾い、ゴール前へ送ったパスを白崎が合わせて先制。後半4分に相馬のクロスを白崎が折り返して呉世勲が決め、後半34分には相馬が左CKを直接、ニアサイドにねじ込んだ。 可能性が残っている限り、誰も諦めてはいない。9月14日の福岡戦以来となる勝利に、1ゴール1アシストの白崎は「サポーターに苦しい思いをさせてきた。きょうの勝利が無駄にならないように残り2試合を必ず勝ちたい」と大逆転優勝に照準を合わせる。 崖っぷちに立たされている状況に変わりはない。10日に神戸が勝てば優勝は消える。「可能性がゼロになったわけじゃない」と主将の昌子。最終盤まで優勝争いに加わっていること自体がサプライズであり、何が起きてもおかしくはない。(奥山次郎)