【毎日王冠展望】高速決着になりやすくマイラータイプが台頭するレース
天皇賞(秋)やマイルCSを目指す馬が出走してくる一戦。非常に速い時計の決着になりやすいのが特徴で、歴代の古馬東京芝1800mにおける勝ち時計ベスト10のうち、実に5つが毎日王冠でマークされている(07年、08年、18年、19年、22年)。 【写真】シックスペンスのこれまでの軌跡 1.マイラータイプが活躍 例年開幕週の高速馬場で行われており、20年と22年に1着のサリオス、昨年2着のソングライン、21年1着・昨年3着のシュネルマイスター、19年3着のインディチャンプ、18年1・2着のアエロリットとステルヴィオ、17年2・3着のサトノアラジンとグレーターロンドンのようにマイルで幅を利かせるスピードタイプが活躍傾向にある。 2.ベテランは割り引き 過去10回で、3歳馬は複勝率31.3%、4歳馬は複勝率が33.3%、5歳馬は32.4%あるのに対して、6歳馬は13.6%、7歳以上馬は5.3%。3歳馬は斤量という点でも有利だが、スピードレースなだけあって基本的に若い馬が優勢。 3.前走好走馬が中心 過去10回で、前走で3着以内だった馬が8勝しており、2・3着も12頭が前走で3着以内だった。長期休養明けとなる馬も多いレースではあるが、前走敗れた馬の巻き返しより、前走好走馬が連続好走してくるケースの方が多い。 シックスペンスは前走の日本ダービーでは結果が出なかったが、それまでに3連勝。特にスプリングSの勝ちっぷりが強かった。マイラータイプで斤量が軽い3歳馬。ここは勝ち負けに持ち込める。