婚活中で年収「300万円」の29歳女子です。子どもを大学に通わせたいなら、相手の年収は「1000万円」必要ですか?
結婚を考えている女性にとって、相手の年収は大切なポイントのひとつといえます。 結婚してからは、家や車などさまざまな出費が発生し、子どもが生まれるとさらにお金が必要になるため、ライフプランに合わせて世帯年収は十分であるかも確認しなければなりません。なかには子どもを大学まで行かせることを考えて、相手の年収はどのくらい必要なのか知りたい方もいるでしょう。 そこで今回は、子どもを大学に通わせるために必要な費用について調べてみました。夫婦二人の生活費と、子どもへの仕送りを比較して、世帯年収はどのくらい必要かもシミュレーションしますので、参考にしてみてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
受験から大学入学までに必要な費用
子どもを大学に通わせるには、受験から入学までにまとまったお金が必要です。全国大学生活協同組合連合会の「2022年度保護者に聞く新入生調査概要報告」によると、受験から入学までにかかった費用の平均は192万4200円で、内訳は以下の通りです。 ●出願をするためにかかった費用:12万4700円 ●受験のための費用:5万9200円 ●学校納付金(入学した大学/入学しなかった大学):74万4400円/26万1400円 ●合格発表や入学手続きのための費用:3万4900円 ●入学式出席のための費用:2万5800円 ●教科書・教材購入費用:21万9200円 ●住まい探しの費用:24万4500円 ●生活用品購入費用:19万8500円 ●その他の費用:23万4200円 自宅生か下宿生か、また専攻によってもかかった費用は異なり、「国公立・自宅生・文科系」の137万7800円から「私立・下宿生・医歯薬系」の324万1100円までの幅があります。これらは大学入学までに貯金しておく必要のある金額であるといえるでしょう。
大学生の学生生活費と収入状況
独立行政法人日本学生支援機構の「令和4年度学生生活調査結果」によると、大学学部(昼間部)に通う学生の学生生活費(学費と生活費の合計)は平均182万4700円で、内訳は以下の通りです。 ●学費:114万7300円 ●生活費:67万7400円 学校区分別に見ると、「短期大学(昼間部)」の149万2400円から「専門職学位課程」の225万2900円までの幅があります。学生の収入状況については、大学学部(昼間部)の場合の内訳で調べてみると以下の通りです。 ●家庭からの給付:109万6900円 ●奨学金:40万7600円 ●アルバイト収入:37万5900円 ●定職・その他:8万7000円