【東奥日報プラス】「東京の中の“地方”」その2 徳川家康は独裁を望んでいなかった。「幕藩体制」という日本の歴史上もっとも地方分権的な政治がもたらした現在の都市構造と地方自治のありよう。小山内豊彦(青森県立保健大学社会福祉学科特任教授)
Web東奥|東奥日報社
前回に引き続き、幕藩体制について説明を加えていくこととするが、なぜ、こうした江戸期の政治体制について、くどくどと述べているのかというと、その体制が江戸の町、すなわち現在の日本の首都「東京」の都市構造をほぼ決定づけることとなった、さらに言えば、幕藩体制に至るプロセスと、その幕藩体制そのものが、現在の地方自治の態様にも大きな影響を与えた、と筆者が考えているからである。しばし、お付き合いいただきたい。
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