「シティの後は他のクラブの監督を務めるつもりはない」 ペップが自身の将来について言及 「代表チームならいいかもしれないが……」
2年の新契約を結んだばかり
マンチェスター・シティの指揮官ペップ・グアルディオラは自身の将来について言及した。 現役引退後、バルセロナやバイエルン、そして現在も指揮を執るマンチェスター・シティで監督を務めてきたペップ。数々のタイトルをクラブにもたらすだけではなく、偽SBや偽CBなど多くの新戦術を生み出し、現代サッカーに多大なる影響を与えている名将の1人だ。 そんなペップは、11月にシティと新たに2年間の新契約を結び、2027年まで指揮を執ることになったが、シェフのダニ・ガルシア氏のYouTubeチャンネルにて、自身の将来の展望を語った。 「シティの後は他のクラブの監督を務めるつもりはない。長期的な将来について話しているわけではないが、私がやろうとしているのはここを離れて他の国に行き、今と同じことをすることではない」 「そんなエネルギーはない。私は今日もここで、今やっていることを続けている。でも、他の場所でトレーニングなどのプロセスをすべてやり直すなんて考えただけでも……ノー、ノー、ノー。代表チームならいいかもしれないが、それはまた別の話だ」 「他の国々へ行くシェフたちのように、私も立ち止まって、自分たちが何をうまくできたか、何を改善できるかを考えるべきだ。しかし毎日忙しくしていると、そんな時間はない。立ち止まることは、自分にとって良いことだと思う」 代表を率いる将来は否定しなかったが、シティ退任後、他のクラブチームの監督になるつもりはないことを明かしたペップ。さらに「私はまだ若いし、引退したらやりたいことがいくつかある。そのうちの1つはフランス語を習得すること、自由な時間を自分のために使い、ゴルフができるようにすること、そして簡単な料理を習得することだ」と、監督キャリア引退後の未来についても語っている。 2016年にシティの監督に就任後、最も厳しい時期を現在は過ごしており、今シーズンは主力選手の怪我もあって、さすがのペップも苦戦を強いられている。これまでの監督キャリア最大の試練とも考えられているが、ペップ率いるチームはどのようにこの状況を乗り越えるのか、楽しみだ。
構成/ザ・ワールド編集部