大通り沿いや線路の近くの家は「安い」と聞きましたが本当ですか?今の家賃が高いので引っ越したいです。
一人暮らしや引っ越しを考えるとき、次の自宅に求める条件として家賃の安さは欠かせないという人も多いでしょう。家賃の安い賃貸物件の条件にはさまざまなものがありますが、大通り沿いや線路の近くであることも挙げられます。 本記事では、家賃が安くなる立地条件を紹介するとともに、大通り沿いや線路沿いの物件に住むメリット・デメリットを紹介します。引っ越し先が決まらず悩んでいる方は、物件探しの参考にしてください。 ▼アパートの1階と2階で「家賃」はどれだけ変わる? 1階暮らしのメリット・デメリットも紹介
家賃が安くなる立地条件
アットホーム株式会社が実施した「都市部の一人暮らしでおすすめの条件・設備」のランキングにて、条件の1位として挙がったのが「交通のアクセスが良い」次いで「最寄り駅から近い」ということでした。このような人気の立地では、家賃が高くなる可能性があるといえるでしょう。 ここでは、家賃が安くなる立地条件を紹介します。少しでも安い物件に住みたいと考えている方は、部屋探しの参考にしてください。 ■大通り沿いに建っている 大通り沿いに建っている物件は、住宅街や大通りから離れた場所の物件よりも家賃が安くなる傾向があります。大通り沿いは、騒音や揺れが発生するケースが多く、人によってはストレスになります。避けたいと考える人が多いため、入居者が見つかりにくく、家賃が安めに設定されていると考えられます。 ■線路沿いに建っている 線路沿いの物件も騒音や揺れが気になるため、家賃が安くなる傾向があります。駅近でも、線路沿いであれば家賃が安く設定されている可能性があるため、騒音や揺れが気にならない方にはおすすめの物件です。騒音により、自分の生活音を気にしなくていい点はメリットともいえるでしょう。 ■駅から徒歩11分以上かかる 最寄り駅と物件の距離が離れているほど、家賃は安くなる傾向があります。一般的に、徒歩11分以上の物件は、相場より家賃が安くなりやすいでしょう。上記調査の通り、最寄り駅からの距離は、通勤や通学で毎日電車を利用する人にとっては重要な条件の一つといえるでしょう。 しかし、在宅ワークやリモートワークなどで通勤が不要な場合は、それほど重要にはなりません。駅から離れた場所の物件を探してみると、相場より家賃の安い物件が見つかりやすいでしょう。 ■バスの利用が必要な場所 最寄り駅から物件までバスを利用する場合、徒歩よりも家賃が安くなる傾向があります。例えば、徒歩15分の距離の物件より、バスで15分の物件の方が駅からの距離が遠くなるため、家賃も安い可能性が高いでしょう。 ただし、バスには運行本数があり、時間を調整する必要があります。また、バスの定期代も発生するため、手間やバスの乗車賃を加味してもお得に感じる家賃設定であれば、バス利用が必要な物件への引っ越しを検討しましょう。 ■最寄り駅に急行や快速が止まらない 急行や快速電車が止まらない駅が最寄り駅の場合、家賃が安くなる傾向があります。急行や快速が止まる駅は、通勤や通学の時間が短縮できるため需要があり、家賃が高くなりやすいといえます。 そのため、急行や快速が止まる駅の一つ隣駅で物件を探すだけでも、相場より家賃が安くなると考えられるでしょう。急行や快速を利用しなくとも通勤や通学の時間が数分ほどしか変わらないようであれば、隣駅で物件を探してみるのもおすすめです。