【陸上】ワニョニイが800m歴代3位の1分41秒70 オマニャラ9秒79 キピエゴンは1500m、5000mで五輪代表に
6月14~15日、ケニア・ナイロビでケニアの五輪選考会が開催され、男子800mではブダペスト世界選手権銀メダルのE.ワニョニイが世界歴代3位の1分41秒70で優勝した。 【動画】世界歴代3位! ワニョニイの走りをチェック! 19歳のワニョニイは、昨年の世界選手権銀メダリスト。ダイヤモンドリーグ・ファイナルでは自己記録(当時)の1分42秒80で1位に輝き、すでに世界のトップの仲間入りを果たしている。 レースでは200mから先頭を引っ張るフロントランで、1周を50秒あたりで通過すると、そのままスピードを緩めることなくフィニッシュした。また2位のW.キニャマルが1分42秒50で2位。K.キダリも1分42秒66で3位と1分42秒台で続き、五輪代表に決まった。 一方、東京五輪、22年世界選手権で金メダルを獲得しているE.コリルは、ケガからの回復が思わしくなく予選6着で敗退している。 女子1500mでは世界記録保持者のF.キピエゴンが今大会でシーズンイン。1500mは3分53秒98、5000mは14分46秒28で両種目を制した。5000mはオレゴン世界選手権銀、ブダペスト世界選手権銅メダルのB.チェベトが14分52秒55で2位、ドーハ世界選手権銀メダルのM.C.キプケンボイが14分59秒39で3位となった。 男子100mはブダペスト世界選手権7位のF.オマニャラが今季世界最高、自身2度目の9秒7台となる9秒79(+1.5)で圧勝した。女子800mはL.オディラが1分59秒27で、ブダペスト世界選手権金メダルのM.モラーを破って優勝。モラーは1分59秒35で2位だった。 男子1500mは19歳のR.K.チェルイヨットが3分35秒63で1位。同5000mはかつて小森コーポレーションに所属していたR.ケモイが13分27秒20で制して、16年リオ以来の代表に内定したほか、GMOインターネット所属のJ.クロップが13分27秒54で2位に入った。 また、10000mについては5月のプレフォンテーン・クラシック(米国)をトライアルとして実施し、6月13日に五輪代表をケニア陸連が発表。男子はD.マテイコ、N.キプコリル、九電工所属のB.コエチ、女子は世界記録を樹立したB.チェベト、L.K.レンゲルク、M.C.キプケンボイの各3選手が選出された。 ※記事を一部修正しました
月陸編集部