河辺愛菜と江川マリアが6分間練習で接触 「後ろを向いていて見えなかった」 互いを思いやる
◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 第1日(20日、大阪・東和薬品ラクタブドーム) 女子ショートプログラム(SP)の第2グループの6分間練習で、北京五輪代表の河辺愛菜(まな、中京大)と江川マリア(明大)が接触するアクシデントがあった。互いにジャンプの助走の軌道に入っていた。 同グループの最初の滑走者だった江川は演技後に「私は大丈夫。愛菜ちゃんがすごく心配。お互い後ろを向いていて見えなかった」と思いやった。接触後に転倒した河辺も「ぶつかった瞬間まで気づかなかった。けがをさせていないか心配」と気遣った。 SPを終えた河辺は「出しきれなかった。やり切ったと思えないところが悔しい」と涙を浮かべた。右腕に、しびれと痛みがあるといい「ジャンプももちろん、スケーティングだったりで動けなかった。1日空くので良かった。休んでフリーで気にしないでいけるようにしたい」と話した。 河辺は62・25点、江川は61・29点で22日のフリー進出を決めている。
報知新聞社