【愛子さま】スタイリストが選ぶ「2024年ファッション」ベスト5
(2)学習院大学卒業(3月20日)
3月、目白にある学習院大学のキャンバスで卒業式を迎えられた愛子さまです。 コロナ禍でのご入学となり、最初の3年間はオンライン授業、最後の1年間だけキャンパスでの登校が叶ったという困難な中でも、喜びと感謝のお気持ちを述べられた愛子さまでした。 そんなお言葉とともにこの晴れの日にお召しになっていたのが、桜色の大振袖と紺色の袴姿でした。大振袖というのは、袖丈がくるぶし丈まである最も格式が高い振袖で、未婚女性の第一礼装になります。 ほんのり上品なピンクに古典的な柄の皇室らしいお着物が愛子さまの美しい白肌に映え、とてもお似合いになっていることは、もはや言うまでもありませんね。髪飾りも、季節やお着物に合わせた桜のモチーフ。口紅も同様に桜色でナチュラルな可愛らしさが引き立つお色を選ばれています。 お振袖だけも充分に豪華かつ気品ある装いになったはずですが、袴を着用されたところに愛子さまらしさをとても感じました。恐らく振袖だけで着用されていたなら、可愛いらしさがより強調された印象になっていたと思われますが、袴との着用により甘さだけでなく凜とした強さといったものがミックスされ、それが愛子さまと見事にマッチしていたと感じました。 実はかつて私も、漫画『はいからさんが通る』が大好きだった世代として、成人式にたった一人振袖+袴姿で臨んだ身でした(笑)。色もピンク+パープル。もちろん格は比較にならない代物でございます。
にしぐち 瑞穂