【愛子さま】スタイリストが選ぶ「2024年ファッション」ベスト5
明けましておめでとうございます。 本年も、英国を中心に日本や世界のプリンセスファッションや王室情報をお届けしてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。 【写真で解説】残り3つの「愛子さま」のベストコーデを見る 新たな年最初のコラムは、お正月という言葉に相応しい我が国日本の皇室から、華やかな内容にしました。2024年、天皇・皇后両陛下のご長女、愛子さま23歳の一年を振り返り、印象的だった御公務とファッションを、勝手ながら個人的な見解で選ばせていただきました。 順位など当然つけようもありませんので、時系列で選んだ5枚です。昨年“初めて”尽くしだった愛子さまの初体験記録も同時にご覧ください。
(1)天皇陛下64歳お誕生日の一般参賀(2月23日)
まず1枚目は2月23日、天皇陛下64歳のお誕生日を祝し、皇居・宮殿東庭にて行われた一般参賀での画像です。 事前の抽選という方法がなく行われたのは、コロナ禍以来初めてとなったこの日、雨の中集まった多くの国民へ、天皇・皇后両陛下と並んで、宮殿『長和殿』のベランダから手を振られていた愛子さま。 皇后雅子さま同様に、愛子さまも揃って参拝用のローブモンタントを着用。これは、昼の最も格式の高いドレススタイルにあたります。皇后雅子さまは、スタンドカラーに装飾が施された鮮やかなブルーのベルベットのドレスをお召しになり、愛子さまは、ブルーグレーのシルクジャカードの素材感が引き立つ豪華なドレスを着用。クルーネックに長袖、フルレングスといった、極めてプレーンなデザインを基調とされているところに天皇ご一家らしさを感じるとともに、23歳の愛子さまらしさはウエストのボウと袖口のフリルにあり! 実はこのボウ、ドレス本体の色よりもやや濃い色で作られていて、それがドレスとのグラデーションとなり、全体のアクセントにもなっています。見えにくいですが、袖口にも濃い色のフリルがつけられています。 お帽子もドレスと同素材のトーク帽で、後ろにはボウが着けられているようですね。デザインはシンプルですが、上質素材やさりげないディテールにこだわり、そして愛子さまらしさをプラスされるのが、皇太子ご一家スタイルの特徴といえるでしょう。 さらに気づけば、皇后雅子様のブルー、愛子さまのブルーグレー、天皇陛下のベストやタイもグレーと、ご家族でお色がグラデーションでリンクしているようにも思えます。仲の良さがファッションにも表れる天皇ご一家ですが、この日も天皇陛下をお祝いするべく上品なカラーでさりげなく合わされていました。