CT125にハイカム+サブコンは敷居が低くて効果絶大。パワーアップの最適解!取り付け方全部教えてもらいました
ノーマルカムを外そう
ここからはハイカムの取り付け工程を追っていくよ。必要な工具は以下の通り。 ────────── ラチェットハンドル、トルクレンチ、17mmソケット、14mmソケット、10mmヘキサゴンソケット、6mmヘキサゴンソケット、Tバー(8mm、10mm、12mm)、10mmコンビネーションレンチ、1/4-3/8変換エクステンション、タペットアジャストレンチ、シックネスゲージ、ユニバーサルレンチ、シールピックツール ────────── 一部、カム交換で必要な特殊なものもあるので、そちらをチェックしていくよ。まずはユニバーサルホルダー。 ホンダ純正の特工、つまり特殊工具で品番は07725-0030000。こいつがキタコ説明書での推奨工具になってるのよ。たぶんディーラーとかで注文すれば購入できると思うんだけど、ネットで探してみたところ、普通には売ってないみたい。でも大丈夫、webikeで扱ってた。 あと、タペットアジャストレンチが必要なので、キタコのを買った。グロムモンキー系エンジンに適合した、たぶん新しいモデルじゃないかな。表面仕上げがクロムメッキでカッコ良くなってるし。 工具以外では、交換用のOリングも。 さて作業開始。 影山さん「まずはタイミングホール、シリンダーヘッドカバー、タペットアジャスティングホールカバーを外し、その後ピストンをBTDCに持っていきます。作業前に、ヘッド下にオイル受け用のバットとかを置いておくと良いですよ。少量ですが、オイルが垂れる可能性があります」 影山さん「タペットアジャステイングホールカバーを外す時は、戻す時に向きがひっくりかえらないよう、マジックなどで目印を書いておくと良いですよ」 影山さん「ここまで外したら、クランクケースのホールからクランクシャフトを回して、ピストンをBTDCに持っていきます」 BTDCってなんすか? 影山さん「before top dead centerの略で、いわゆる上死点です」 それなら聞いたことありますよ。ピストンが一番上にある状態ですよね。 影山さん「概ねそうなんですが、それだけじゃまずいんですよ。4サイクルエンジンはクランク2回転で1回爆発します。つまりピストンは一番上まで2回行くんですよ。でもBTDCはそのうちの1回だけです。やってみましょう」 影山さん「クランクシャフトを回していくと、窓からTという文字が見えますよね。これが目印です」 影山さん「近くにFという文字もあるので、くれぐれも間違えないように」 影山さん「BTDCの見つけ方は、Tの表示位置とカムスプロケットのマークで確認できます」