左肩腰を負傷し救急搬送の御嶽海4敗目「相撲を取れる状態じゃ」舞の海氏“休場勧告”も強行出場
<大相撲九州場所>◇9日目◇18日◇福岡国際センター 6日目に肩、腰を負傷した西前頭7枚目の御嶽海(31=出羽海)が東前頭10枚目の一山本(31=放駒)に敗れて4敗目となった。左臀部(でんぶ)にテーピングを巻いて強行出場。立ち合いから押し込む場面があったものの、右四つに組まれると、そのまま寄り切られた。取組後は呼び出しに肩を借りて土俵を下りた。 【写真】8日目、呼び出しの肩を借りながら土俵を下りる御嶽海。心配そうに見守る観客の姿も 前日8日目も高安に一方的に寄り切られ、NHK解説の舞の海秀平氏(56)から「まったく相撲が取れる状態じゃないので、わたしは明日から休場するべきだと思います」と“勧告”された。それでも痛みに耐えて出場。先手こそ取ったが、3連敗となった。 御嶽海は6日目に同5枚目の琴勝峰(25=佐渡ケ嶽)と対戦。土俵際まで一気におされたが、右から逆転の引き落としを決めた。5勝目を挙げたが、相手を引き落としたときに、自らも土俵下に転落。左肩、左腰を強打し、担架で運ばれると、その後、救急車で病院に向かっていた。