英語の宿題はタブレットを使う時代? 2児の母・青木裕子が「ネットの使い方」について考える
フリーアナウンサー、VERYモデルとして活躍する青木裕子さん(Instagram: @yukoaoki_official)は、10歳と8歳の2人の男の子の母。4月には、青木さんがお子さんたちと一緒に実践してきた「体験学習」の具体例や、小学校受験の大原先生による月々のアドバイスなどを掲載した、書籍『「学びが好きな子に育つ!」 青木裕子の3歳からの子育て歳時記』が発売されました。 【写真】青木裕子が時代とともに変わる「ネットの使い方」について考える 子育ての正解ってある? 教育ママじゃダメ? 子どもにとって“本当にいいこと”って? などなど、青木さんが子育てをする上で日々感じているアレコレを、「子どもの教育」をテーマにしつつ徒然なるままに語っていただいている本連載。今回は、時代とともに変わっていくネットの使い方について。
自分を甘やかすために使ってしまう「ネット」
早いもので今年ももうあと一か月だ。年始に立てた目標が達成されていない! ということで、最近慌ててピラティスに通い始めた。“引き締まった体づくり”に向けて、駆け込みピラティスである。とにかく年内に少しでも手ごたえを得たいものだから張り切って通っている。フリープラン契約で、通いたい放題。 朝早い時間にサクッと行けばそのあとの時間が有効活用できるということで、子どもたちを送り出して、洗濯ものを干して、ほっと一息入れずに動く! 週に3回以上通うのが目標! なのだけど……まあ、さぼり癖が出てくる。「わー、今日は寒そうだなあ。外出るの嫌だなあ」とか「昨日はいろいろあって寝るのが遅くなってしまったからなあ」とか「あれ、そういえば少し筋肉痛がある? ような? 気がする?」とか。 そんなときの私の強い味方が、ネット検索だ。〈疲れ気味 運動 しないほうがいい〉〈筋肉痛 運動 危険〉なんて検索してみる。すると、どうだろう。今日は休んだ方がいいという根拠が出るわ、出るわ。「そうか、私はさぼっているんじゃない。休むべきなんだ。だってネットにそう書いてあるもん」ってついつい、自分の行動を正当化しようとしてしまう。 でも、ちょっと待って。そのネット情報の“疲れ気味”と私の“疲れ気味”は同じなのだろうか。運動しない方がいい筋肉痛ってどれくらい? そもそも私が、遠くの方に感じている筋肉痛は本物なの? さぼりたいという結論ありきで、それを後押ししてくれる情報を探していて、でもいつの間にか、「決して私は休みたかったわけではない。でもこういう風に書いてあるから私は休まなくてはいけないのだ」と、責任の所在さえ転嫁してしまっている。 あー恣意的に情報を取捨選択出来て、しかも気付いていたはずのその恣意性にいつの間にか目をつぶってしまう私の愚かさよ。考えることを放棄して、何かのせいにして、こうして私は目標を達成できないまま年を越してしまうのだ。なんて情けない!! (もちろん無理をするのは良くないわけですが、私の場合は、無理ではなく怠けているだけだと私もどこかでうっすらとは感じていたということです。決して、無理を推奨しているわけではありません。念のため) ……と自分を奮い立たせて、今のところ、何とか、さぼり癖にも打ち勝って通い続けている。一緒に通っているママ友たちと、インストラクターさんの優しさのおかげです。心から感謝。