「疲れがとれない」「朝から体が重い」理由は“低血糖”が原因かも…チェックリストでわかる不調のサイン
血糖値とは?
そもそも血糖値とは、血液中のグルコース(ブドウ糖)濃度のことです。空腹時の基準値は70~109mg/dLで、一般的に70mg/dL以下になると低血糖状態と言います。 食事をすると血糖値が一時的に上がりますが、上がった分、血糖値を下げるインスリンというホルモンが分泌されるため、通常、血糖値が大きく乱れることはありません。 しかし、日々の生活習慣などが原因で、過剰な糖分や糖質の摂取を続けたり、暴食を繰り返したりしているうちに、血中グルコースが一気に上昇しインスリンが大量に分泌されたり、食べ続けていてインスリンがずっと出続けることで、体がインスリンの命令を聞かなくなってしまう状態になることがあります。 血糖値が下がりすぎると、頭痛、めまい、眠気、食欲増加、冷え、疲労感、甘いものやカフェインをやめられない、不安感やイライラに襲われるなどの症状が現れます。 あなたが悩まされている症状も、この血糖値が下がりすぎたことにより起きている可能性が高いかもしれません。 仕事柄、様々な企業・団体でたくさんの人々の健康相談にのったりしていますが、低血糖が原因と思われる不調を抱えている人、つまり、「かくれ低血糖」の人はたくさんいらっしゃいます。 岡城美雪(おかじょう・みゆき) 管理栄養士/株式会社My Wellness代表取締役。1992年生まれ、札幌出身。管理栄養士として指導した人数は延べ2000人を超える。子どもの頃からアトピー、喘息などを持つアレルギー体質で、さらに学生時代の過度なダイエットにより低血糖症状を引き起こすようになる。栄養学への興味から管理栄養士の資格をとるも、不調の原因がわからず悩んでいたところ、原因は低血糖であることを知って食事を改善。現在は血糖値から体質改善をするスクール運営や講師の育成などを行っている。「気絶のような眠気が解消した」「メンタルが安定して前向きになった」など喜びの声が続出している。また、東京メトロ車内コンテンツであるKOSEの「美人のヒミツ!」を複数監修。『週刊女性』(主婦と生活社)など様々なメディアで発信している。著書に『これだけ! 脱うつごはん』(Gakken)。 協力:あさ出版 あさ出版 Book Bang編集部 新潮社
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