「疲れがとれない」「朝から体が重い」理由は“低血糖”が原因かも…チェックリストでわかる不調のサイン
その不調、低血糖が原因かもしれません! 「きちんと寝ているはずなのに疲れがとれない」 「朝から体が重い」 「病院に行くほどではないが、ずっと体調が良くない」 「毎日しんどい」 「甘いお菓子を一気に食べてしまう」 「朝ご飯が食べられない」 このように、どこか悪いわけではないのに、なんだか調子が悪いという方は、もしかしたら「かくれ低血糖」かもしれません。 『「なんだかつらい……」がなくなる かくれ低血糖との付き合い方』(岡城美雪 著/柳澤綾子 監/あさ出版)から、「かくれ低血糖」とは何かについて、抜粋・編集してお届けします。
「かくれ低血糖」の人は意外に多い
低血糖とは、血糖値が低い状態のことです。 通常であれば、体は常に血糖値を正常値に保とうとします。 しかし、不健康な食生活や生活習慣により血糖値の乱高下を何度も繰り返していると、血糖値が上がりにくくなり、頻繁に低血糖の状態になったり、なかなか正常値に戻り切らない状態が続いたりしてしまうのです。 そのような状態が続くと、体に様々な不調が出ます。 異常な眠気、頭痛、不安感、イライラ、疲労感、過剰な食欲……。 このような体のちょっとした不調を、「体質だからしかたない」「ストレスが原因だ」「年齢のせい」とあきらめている人は多いのではないでしょうか。 でも、ちょっと待ってください。その不調は、実は低血糖が原因かもしれません。 現代では、多くの人が気づかないうちに低血糖の状態に陥っています。 血糖コントロールをして低血糖を改善するだけで、多くの不調は解消することができます。
低血糖は誰でもなり得る
あなたは「血糖値」と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか。 「糖尿病の人が気にするやつだよね、私には関係ない」という認識の方が多いのではないかと思います。総合病院で多くの糖尿病の方へ食事指導をしていた私ですら、「血糖値=糖尿病」のイメージしか持っていなかったので無理もありません。 しかし、血糖値は決して糖尿病の方だけに関係があるものではないのです。 ここで1つチェックをしていただきましょう。 次の表の中から、あなたに当てはまるものにチェックを入れてみてください。 2つ以上チェックがついた方は、やはり「かくれ低血糖」の可能性があります。 このように、血糖値は糖尿病と診断されている人だけではなく、多くの人に関係があります。実際、不調の原因は低血糖だったという方も少なくありません。誰でもなり得るからこそ、対策が必要なのです。 具体的にお話ししていきましょう。