愛猫の死がきっかけ…?『元C-C-B』田口智治が覚醒剤に溺れた「悲しき理由」と「近所での評判」
「逮捕されたというのはニュースで知りました。それで最近、彼の自宅の明かりがついてなかったんだなと納得しました。あれは5月だったか6月だったか……うちにマトリ(麻薬取締官)が来たんですよ。私に身分証を見せた後、マトリは世間話をしながらガラス越しに彼の家を眺めていました。彼がまたしてもクスリに手を出したことをマトリは摑んでいたんでしょうね」 【写真】愛猫の死をきっかけに転落…元C-C-B・田口被告の「変わり果てた姿」 東京都内の自宅で覚醒剤を所持したなどとして、覚醒剤取締法違反の罪に問われているロックバンド『C‐C‐B』の元メンバーでキーボード担当の田口智治(ともはる)被告(63)。これで3度目となる逮捕に、田口被告の近所で商店を営む男性は呆れるのだった。 ’24年9月2日、東京地裁で初公判が開かれた。 「起訴状などによると、田口被告は’24年6月17日頃、自宅で覚醒剤を使用。翌18日には覚醒剤約0.5gを所持した、とされています。Tシャツ姿で出廷した田口被告は『間違いありません』と罪を認めていました。’15年と’16年にも同じ容疑で神奈川県警に逮捕され、いずれも有罪判決を受けています。2度目の逮捕では服役しました」(全国紙社会部記者) 田口被告は両親と兄との4人家族で暮らしており、両親が他界して兄が家を出た後、築50年をゆうに超える実家にひとりで住んでいたという。 近所に住む、田口被告よりひと回り年下の男性は「田口さんのことは、小さいときから知っています」と残念そうに話し始めた。 「1985年に『Romanticが止まらない』が大ヒットしたときの人気はすごかった。まさか近所からこんなスーパースターが出るなんて、と驚いたものです。田口さんの家の前にファンの女の子がたくさん集まって、歩道からあふれそうになっていた。田口さんのお母さんがファンの色紙をあずかってあげたり、彼の自宅近くの商店が『ここで休んでいいよ』と店内を開放したり、皆でフォローしていたものです。 C‐C‐Bが解散した後も田口被告は音楽を続けていたようで、迎えにきたバンド仲間らしき人の車に楽器を積み込む姿をよく見かけました。ただ、’16年の2度目の逮捕以降、人の出入りはほとんどなくなりました。会えば挨拶くらいはしますが、私もなんとなく話しかけづらくなった」 姿を見かけなくなったことで、自宅付近では、田口被告の安否を気遣う声も上がっていたという。 「入院したのかなと思っていました。トモちゃん(田口被告)の知り合いが『(田口被告と)連絡がつかない』と訪ねて来たこともありました。どこかで孤独死していたらどうしよう……と心配していた矢先に流れてきたのが逮捕のニュースでした。私はトモちゃんのお母さんと友達で、彼のことは子供のころから知っています。 お母さんが亡くなった後は、たまに食事をおすそ分けもしていました。何かと気にかけていたんです。『悪さをしたら、おばちゃんがお母さんの代わりにお尻をひっぱたくからね』とも言っていたんですけどね……。あんなに優しいトモちゃんが、どうしてクスリに手を出してしまったんだろう。ひとりで家にいるのが良くなかったのかな」(近所の主婦) 検察官に覚醒剤に手を出した理由を聞かれた田口被告は、「家でかわいがっていた猫が事故で亡くなったため」と答えた。彼のSNSには頻繁に猫の写真がアップされていた。 「検察官は『常習性が認められ、再犯に至る可能性が高い』として、懲役2年6ヵ月を求刑。一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めています」(前出・社会部記者) 地元の誇りだった元スーパースターは往時に放っていた光が眩しかっただけに、闇も深いのだろうか。判決は9月17日に言い渡される。
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