新型コロナとともに生きる「新しい生活様式」専門家会議の提言とは
(2)新規感染者数が限定的となった地域の対策
それに対し、新規感染者数が限定的となった地域における、感染拡大を予防する「新しい生活様式」とはどんな生活が想定されているのか。 提言では、生活の中で感染拡大リスクの高い「3つの密」を徹底的に避けること、手洗いや身体的な距離を確保することといった「基本的な感染対策の実施を継続していくことは不可欠」だとしている。また仕事においても、上記の基本的な感染対策に加え、テレワークや時差出勤、テレビ会議など「接触機会を削減するための対策は引き続き重要」になるとした。ただ再度流行が生じた場合は、もう一度「徹底した行動変容」が必要になると注意を促した。 尾身氏は「フィジカルのディスタンスをなるべく取る、『3密』の回避など基本的なことを中心にやる。たとえば職場や学校で、それぞれオール・オア・ナッシングではく、いろいろな工夫ができる」と各場所に応じた感染拡大のための対応を求めた。