西村優菜が“人生初”5番アイアンを投入 キャロウェイ最新モデルに「すくいやすい」
◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 事前(14日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6563yd(パー72) 【画像】ちょっと貫禄?西村優菜 直近2週は試合に出ず、日本に帰国していた西村優菜は準備を整えてスコットランドへ入ってきた。岡山にある親戚の家でのどかな時間を過ごして心身をリフレッシュした一方、クラブテストにも余念がなかった。
進行中のセッティングのアップデートで、最大の変更点は「人生で使ったことがない」という5Iの投入だ。キャロウェイの最新モデル「APEX Ai200」について、「割とイージーというか、構えた感じとして5番アイアンっていう感じがない。“すくいやすい”感じではある」とうなずく。代わりにバッグから抜く6UTと飛距離面で大きな違いはなく、今週と次週のメジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」(セントアンドリュース オールドコース)を見据えた風対策の一環といえる。 6Iもロフト27度の別モデルだったが、7番以下と同じ“流れ”でそろえた。「もともと持っているもので、いつもはスピンが少なくて低く出るので、球を止めたい考えから使ってないんです」。風がポイントになるスコットランドにおいて、球の高さでグリーンに止めにいく以外の要素を重視した結果だ。ウェッジのバウンスも欧州の硬い地面用に調整したものを持ち込んでいる。
昨年は9位で最終日を迎えて20位とまずまずだったが、風次第でコースが様変わりすることを前日の練習ラウンドでも実感したばかり。猛烈な雨と風にも負けず、「気合で(笑)」18ホールを回り切った。アゲンストの暴風だった516ydの3番(パー5)は1W→3W→3Wとつないでも「45ydくらい残りました…」。昨年は5Wで2オンを狙っていた541ydの5番(パー5)も、今年は風向きが変わって3W→5W→7Wの3打を要した。
午前7時43分(日本時間15日午後3時43分)ティオフと日本勢7人の先陣を切る初日は天候が崩れる予報が出ている。「結構大変な天気だと思うんですけど、自分の(スイング)テンポを見失わず、まずはしっかり4日間戦えるように」とタフなラウンドを覚悟していた。(スコットランド・アーバイン/亀山泰宏)