1万2千人動員! ニューヨーク単独ライブ直前インタビュー。【前編】
毎年行われている、ニューヨークの単独ライブ。今年は7月6日(土)の東京から始まり、大阪、愛知、宮城、福岡の5都市全13公演、延べ1万2千人の動員を見込んでいる。タイトルは『そろそろ、』。マリリン・マンソンのような出で立ちの二人が並ぶスタイリッシュなビジュアルが完成した。開催2ヶ月前、例年通りまだ何も決まっていない状態の二人に意気込みを聞いた。 後半はこちら。
10年後はブチ切れ漫才してるかもしれない。
――昨年の単独ライブ『虫の息』から1年が経ちました。 屋敷裕政(以下、屋敷) ほんと、あっという間に1年経ったなっていうのが率直な気持ちですねえ。この間やってまたもう始まるのかっていう。まあ前回すごい好評やったんで、今年も今までで一番良かったなって言ってもらえたら一番嬉しいですけどね。
――今(取材を行った5月20日)は進捗としてはどんな状態ですか? 屋敷 「例年通り」と言ったらわかっていただけるかと思うんですけど、全然です(笑)。まだ設定を出し始めた感じっすね。作家の今井(太郎)さんと関野(樹)くんとZoomでやりとりしながら。 嶋佐和也(以下、嶋佐) そうですね。ちょこちょこって感じです。 屋敷 今どんどん作家さんが忙しなってるんで、なかなか週3~4日ではできてないですね。週に1~2日ぐらいですね。去年は今井さんが『だが、情熱ある』の脚本を書いていて、丸かぶりしてめっちゃ忙しくて。それに比べたらまだマシではありますけど。 嶋佐 ネタが出てきてから全体がまとまって行く感じなんで、まだまだです。
ーーネタに関してはこれから詰めていくところだと思うんですけど、漫才とコントという構成は変わらずですか? 屋敷 はい。あとVTRとおしゃれな演出。今井さんがいつも考えてくれるんです、おしゃれな演出を。
ーー確かに転換の音楽とかカッコいいです。舞台装置もシンプルで見やすいですし。ネタづくりの方向性としては、気になってることをそれぞれ持ち寄って、という感じなんですよね。 屋敷 そうですね。Zoomで一気に話します。