日本人が制作!世界的イベント「ヴォーグ・ワールド」の裏側を支えたクリエイター
Vogueが毎年都市とテーマを変えて開催している「Vogue World(ヴォーグ・ワールド)」。2024年はパリとスポーツがテーマ。ランウェイを歩いたモデルたちにバリエーション豊富なネイルアートを施したのは、なんと一人の日本人ネイルアーティストだった。 【写真はこちら】成田恵里がVogue Worldで手掛けたネイルたち
ランウェイで見つけた、注目すべき6つのネイルトレンド
ショー全体としては、ガブリエル・シャネルへのオマージュや、ジジやケンダルの馬上パフォーマンスなど、次から次へと見所が続いたが、改めてライブストリームを見返してみるとモデルたちのネイルデザインが素晴らしいことに気づくだろう。 これらのネイルをクリエイトしたのは一体誰? ランウェイに登場したすべてのネイルアートを手がけた日本人ネイリストの成田恵里だ。成田は事前に手作業で形を整え、ペイントした何百ものネイルチップをイベント当日に持ち込み、モデルの爪の形を整えそのチップを施した。 成田がチップの作成に使用したのは、お気に入りのジェルブランド、バイオスカルプチャー。その持続力とカラーセレクションは比類なく、この大規模なイベントには完璧な選択だった。デザインには、エッフェル塔のチャームや、夏にぴったりの水滴ネイルなど。今すぐ取り入れたいアイデアが盛りだくさんだ。 トレンドカラーのひとつである、明るいグリーンをフレンチティップとして使い、1本の爪にアートをプラスしてアクセントにした作品について、成田は「緑色はテニスからインスピレーションを受けました。誰も気づかないかもしれないけれど(笑)」とコメント。世界で活躍するアーティストにふさわしいこだわりを見せた。
Vogue translated by Rieko Kosai