最も稼いでいるのは? 欧州日本人、年俸ランキング1~10位。クラブから高い評価を得ているのは?
6位:久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン) 生年月日:2001年6月4日 推定年俸:250万ユーロ(約3億5000万円) 23/24リーグ戦成績:27試合7得点3アシスト ランキングの6位につけているのは、レアル・ソシエダ所属のMF久保建英だ。彼の年俸は250万ユーロ(約3億5000万円)とされている。これは同クラブでプレーする選手の中では10位の金額だ。 チーム最高金額の市場価値(6000万ユーロ/約84億円)を有する久保の年俸としてはいささか低いように思われるかもしれないが、レアル・ソシエダに所属する23歳以下の選手で200万ユーロ(約2億8000万円)以上の金額を受け取っているのは彼のみであることを考えると、その才能をクラブから高く評価されていることは十分にうかがえる。 2022年夏にレアル・ソシエダに加入して以降、久保は破竹の勢いで自らの価値を高め続けてきた。今季も特に前半戦がすさまじく、9月度はリーグ月間MVPを受賞し、アジアカップによる日本代表活動直前の第19節までにリーグ戦18試合出場6ゴール3アシストと昨シーズンを上回るペースで得点に関与していた。この活躍を受けて今年2月に2029年6月までの契約延長が発表され、それに伴い年俸も200万ユーロから現在の金額までアップしている。 新契約にサインしたばかりの久保であるが、依然としてビッグクラブからも注目される存在であり、モハメド・サラーの後継者候補としてリバプールが獲得に乗り出しているとも報道されている。いずれにせよ、久保は22歳とまだまだ若く、これからさらに高額な報酬を受け取るようになる可能性は十分あるだろう。
5位:遠藤航(リバプール/イングランド) 生年月日:1993年2月9日 推定年俸:302万ユーロ(約4億2280万円) 23/24リーグ戦成績:27試合1得点0アシスト 日本代表不動のキャプテン、遠藤航がランキングの5位につけている。シュトゥットガルト時代から圧巻の対人守備能力を発揮してチームの中心選手であった遠藤であるが、当時の年俸は意外にも66万ユーロ(約9240万円)とチーム内でも決して高額なものではなかった。しかし昨夏にリバプールに移籍するとそこから約5倍となる302万ユーロ(約4億2280万円)まで年俸を大幅アップさせている。 だが、リバプール最高金額となるモハメド・サラーの年俸が2115万ユーロ(約30.2億円)であることからもわかるように、遠藤の給与はチーム内では比較的低額である。これは加入当初の遠藤に対する期待値の現れでもあるかもしれない。 しかしシーズン前半戦こそやや苦戦したものの、現在の遠藤はプレミアリーグにもフィットしてリバプールに欠かせない選手の1人になっている。イングランドでも変わらずデュエルにおいて強さを発揮し、カラバオ・カップ(リーグカップ)決勝戦など重要な試合にもフル出場している。プレミアリーグ第28節マンチェスター・シティ戦ではマン・オブ・ザ・マッチにも選出されており、年俸の金額をはるかに上回る働きをするコスパ最高の選手とも言っていいだろう。