19歳の女性審判が死の危機に直面…ボールが至近距離から腹部を直撃→試合後に容態が急速に悪化
19歳の女性レフェリーであるエラ・スクワイヤーズ氏が昨年8月、オスロで行われたノルウェー・カップの試合で至近距離から腹部にボールを受け、死の危機に直面した。スペイン『マルカ』が伝えている。 【写真】「命こそ助かったものの後遺症が残り…」影山優佳さんの弟・国士舘大MF影山秀人が告白 同紙によると、ボールは10ヤード(9.14メートル)も離れていない位置からスクワイヤーズ氏の腹部を直撃。医療テントに運ばれ、肋骨を骨折したか、あるいはひどく息切れしただけかもしれないと告げられたが、実際はそれ以上に深刻な状態だった。 その後、宿舎に戻ったスクワイヤーズ氏の容態は急速に悪化。めまいや激痛に襲われ、座っていることさえ困難になったという。父親が急いで病院へ連れていくと、そこで医師はグレード3の脾臓損傷を発見。スクワイヤーズ氏は救命手術を受け、3回の輸血を要したようだ。 手術を終えたスクワイヤーズ氏は5日間の入院の後、容態が安定して退院。レフェリーに復帰するまでに3か月かかったという。 スクワイヤーズ氏は「『あと1時間放置していたら、あなたはここにいなかった』と言われた。その時、私は死期が近いことを悟った」と当時を振り返り、「とても感謝している。全てのことには理由があると信じている。人生に感謝し、一日一日を大切に過ごすようになった」と語った。