最も稼いでいるのは? 欧州日本人、年俸ランキング1~10位。クラブから高い評価を得ているのは?
2位:三笘薫(ブライトン/イングランド) 生年月日:1997年5月20日 推定年俸:483万ユーロ(約6億7620万円) 23/24リーグ戦成績:19試合3得点4アシスト ブライトンでプレーする日本代表のWG三笘薫が2位にランクインしている。年俸は483万ユーロ(約6億7620万円)とされており、これはブライトンのチーム内でも3位タイの金額である。このことからも三笘がクラブから高く評価されていることがうかがえるが、彼ははじめからこの年俸を提示されていたわけではない。 ユニオン・サン=ジロワーズへの期限付き移籍を経てブライトンでプレーすることとなった2022/23シーズンの三笘の年俸は60万ユーロ(約8400万円)であった。しかし三笘はこのシーズンに大ブレイクし、最終的にリーグ戦を33試合出場7ゴール6アシストの成績でフィニッシュする。切れ味抜群のドリブルで相手の守備を破壊する三笘の存在はチームに欠かせない武器となっていた。 今季もスタートダッシュに成功し、昨年10月にクラブとの契約延長を発表。これによって三笘の年俸は現在の金額に設定された。実に約8倍となる大幅アップであり、ワールドクラスのドリブラーに成長を遂げて一気に評価を高めた三笘にはさらなる活躍が期待されていた。しかし11月以降は過密日程の中フル稼働してきたことが影響してかコンディションを落とし、負傷も重なって欠場が増えてしまった。 だがそれでも三笘の評価は下がっておらず、複数のビッグクラブが関心を寄せているとも報道されている。もしステップアップが実現するならば、さらなる年俸アップもあるかもしれない。
1位:冨安健洋(アーセナル/イングランド) 生年月日:1998年11月5日 推定年俸:604万ユーロ(約8億4560万円) 23/24リーグ戦成績:21試合1得点1アシスト 欧州5大リーグでプレーする日本人選手の年俸ランキングで首位に立つのは、アーセナルに所属する日本代表DFの冨安健洋だ。その金額は604万ユーロ(約8億4560万円)とされており、同ランキング2位の三笘薫(483万ユーロ/約6億7620万円)に100万ユーロ(約1億4000万円)以上の差をつけてトップに立っている。 冨安はアーセナルに加入して以降、度重なる怪我によって十分な稼働率でプレーできてはいない。それによってチームで不動の存在になりきれていないが、彼の実力は確かである。高いフィジカル能力とスピード、さらにインテリジェンスも有する冨安は最終ラインのどのポジションでも安定した守備力を発揮する。また、現代のDFに欠かせない攻撃能力も高い水準で備えており、攻守に貢献する冨安に対するミケル・アルテタ監督の信頼は厚い。 アーセナル加入時の冨安の年俸は332万ユーロ(約4億6480万円)であったが、今年3月に結ばれた新契約で大幅アップとなった。このことからも、クラブが冨安の実力を評価していることがうかがえる。左サイドバックのポジションで違いを生み出す存在であるだけに、来季以降は万全の状態で稼働率を高めてより試合に絡むことができるようになれば、さらなる年俸アップを勝ち取る可能性もあるだろう。
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