世界で最も愛された指揮者、アングラ演劇の旗手 今年亡くなった方々に思いをはせて(上)
戦後を代表する詩人の新川和江さん(95歳、8・10)は「わたしを束ねないで」などの作品で知られ、本紙「朝の詩」の選者を36年間務めた。
ファッション評論家のピーコさん(79歳、9・3)は、有名人や街角の人々の服装に辛口のアドバイスを送る「ファッションチェック」が話題となった。
イラストレーターの山藤章二さん(87歳、9・30)は政治家や芸能人の風刺似顔絵が親しまれ、夕刊フジでエッセーのイラストを手掛けた。
料理研究家の服部幸應さん(78歳、10・4)は服部栄養専門学校の校長を務め、「料理の鉄人」など多くのテレビ番組にも出演。食育の推進に努めた。
西洋美術史研究の第一人者で美術評論家の高階秀爾さん(92歳、10・17)は、テレビの美術番組でも活躍し、「名画を見る眼」など多数の著書を残した。
漫画家の楳図かずおさん(88歳、10・28)は恐怖漫画の第一人者。「漂流教室」や、「グワシ」のサインが大流行した「まことちゃん」などで知られた。
詩人の谷川俊太郎さん(92歳、11・13)は、リズミカルで透明感のある日常語でつづられた詩が広く愛唱され、作詞、翻訳など幅広い分野で活躍した。
米ニューヨーク近代美術館(MoMA)新館など美術館や博物館を多く手掛けた建築家の谷口吉生さん(87歳、12・16)は世界文化賞を受賞した。
彫刻家の舟越桂さん(72歳、3・29)は具象彫刻の第一人者として国内外で高く評価。作家の宗田理さん(95歳、4・8)は小説「ぼくらの七日間戦争」が支持を集めた。
フジコ・ヘミングさん(92歳、4・21)は「魂のピアニスト」と呼ばれた。手足が不自由な星野富弘さん(78歳、4・28)は口にくわえた筆で詩や絵画を創作した。
脚本家の小山内美江子さん(94歳、5・2)は「3年B組金八先生」を手掛け、詩人の白石かずこさん(93歳、6・14)は国際的に活躍。作家の梁石日さん(87歳、6・29)は「血と骨」などの小説で知られた。