『価格を超える満足度を』 宝石やバッグなど20万点が集結 「質流れ品大バザール」 阪神百貨店の敏腕バイヤー 人生最後の情熱仕入れに奔走
「質流れバザール」を取り仕切る、阪神百貨店の連藤誠一郎バイヤー、64歳。百貨店でおよそ30年、高級ブランドに携わり、宝石鑑定の権威「米国宝石学会鑑定士」の資格を持つ大ベテランです。 ■【密着動画】“質流れバザールの大改革”に挑んだバイヤーの奮闘 敏腕バイヤーの買い付け術 開催までの舞台裏を取材 連藤さんは2週間後の「質流れバザール」開催に向けた追い込み準備のため、東京を訪れていました。
■連藤バイヤーのこだわり①「関西では入手できない商品を探す」
【連藤誠一郎バイヤー】「関西で手に入らない商品とか、東京でしか発売されていないブランドの商品とかもたくさんある。この質流れバザールで最後。長年させていただいているが、一つの区切りなので気合入れてます」 ことし4月で引退する連藤さんにとって、今回が人生最後の「質流れバザール」。過去最多の20万点の出品を目指して、半年前から全国の質屋さんに足を運び、交渉を続けてきました。目玉となる商品が直前に入荷することもあり、最後まで気が抜けません。 【連藤誠一郎バイヤー】「すごくいいですよね。こんなん春色ですよね、春夏の」 連藤さんが最初に目を付けたのは、42万3500円のルイヴィトンの限定モデル。質屋さんと交渉に取り掛かります。 【連藤誠一郎バイヤー】「このへん特別の目玉で何とかいきましょか。何とか頑張ってもらって」 【質屋】「値段は厳しいしか言えない」 【連藤誠一郎バイヤー】「39万8000円」 【質屋】「簡単に言わないでくださいよ、難しいですよ。皆さん『いけるでしょ』みたいに言うけど、僕らは一個一個ぎりぎりの値段でつけてますのでね。一番苦しいところですよね」 【連藤誠一郎バイヤー】「…。39万8000円で」 【質屋】「分かりました、せっかく楽しみにしているお客さまがいらっしゃいますので」 さすが関西の敏腕バイヤー。出品の約束だけでなく、値切り交渉も押し切って、抜け目がありません。店内でいち早く“春色のバッグ”に目を付けた連藤さんですが、実は東京に着いたとき、銀座で道行く人をチェックして、すでに狙いを定めていました。
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