『価格を超える満足度を』 宝石やバッグなど20万点が集結 「質流れ品大バザール」 阪神百貨店の敏腕バイヤー 人生最後の情熱仕入れに奔走
最後の追い込みは、大阪の阪神百貨店で。「関西人がほしいものは関西人が持っている」とのことで、特設ブースで開催されたのは「ブランド品買取フェア」です。お客さんが持ち込んだブランド品を、複数の質屋さんがその場で査定。一番高い値段を付けたところが買い取り、その多くが質流れバザールに出品されます。家に眠っていた「レアな商品」が売りに出ることも多く、連藤さんも目を光らせます。 (Q珍しい商品が売りに出ている?) 【連藤誠一郎バイヤー】「あります。特に今回そういう(珍しい)商品がたくさん来ている。コラボ商品とか」 その中の一つが、草間彌生さんとルイヴィトンがコラボした限定バッグで、草間さんらしい水玉が特徴的な一品。すでに店舗での販売は終了していて、めったにお目にかかれないレア商品です。 【連藤誠一郎バイヤー】「想像以上にいい商品が、各ブランド集まってきているので、何とか最後の追い込みで(目標の)20万点に達すると思う」
■連藤バイヤーのこだわり④「充実した品ぞろえ⇒満足度アップ⇒リピーター増やす」
充実した品ぞろえで満足してもらうことで、リピーターを増やす。質流れバザールを成功させるために、連藤さんが参考にしてきたのは、長年通い詰めている「ディズニーランド」だといいます。 【連藤誠一郎バイヤー】「(スマホの写真を見せて)ことしの40周年のやつ」 実は連藤さん、ディズニーランドの大ファン。オープンした年から40年、毎年欠かさず家族で訪れています。 【連藤誠一郎バイヤー】「(ディズニーランドを)ぶらぶら歩いてるだけでいいんです、楽しい。エレクトリカルパレードが一番好き。『もうおみやげ買わへんぞ』と思ってるのに、毎回手に持たれへんぐらいいっぱい持って帰ってくる。恐ろしいぐらいお金使ってる。 それを百貨店の質流れバザールに置き換えたら、いいものがたくさんあって、次回も絶対来たいから次いつとか。『満足度』が共通点だと思います」
■いよいよ「質流れバザール」 前日から当日まで大忙しの連藤バイヤー
質流れバザール開催前日。売り場に続々と商品が並べられていきます。連藤さんは一つ一つブースを回り、商品の数や状態を確認します。 【連藤誠一郎バイヤー】「めっちゃかわいいやん、ロエベのコラボやん。かわいい」「ようけあるがな~。すごい」「間違って家持って帰るかもしれへんわ」 さて連藤さんが東京の質屋さんでお願いしたルイヴィトンの限定モデルも登場です。1ドル=150円という円安の影響で、海外ブランド品の価格が高騰する中、連藤さんの希望通り40万円を切る値段になりました。 【質屋】「持ってきました!」 【連藤誠一郎バイヤー】「これこれこれ」 【質屋】「せっかく東京までお越しいただいたので、ご希望通りの値段(39万8000円)で」 商品は目標としていた過去最多の20万点を集めました。
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