【『No No Girls』レポート#9】SKY-HIが候補者たちにアドバイス「人間性ってまわりに伝播するし、それがグループの人間性になる。まず自分を愛してあげて」
SKY-HI「これから大事なのは人間性」
合宿7日目。この日はレッスンに、りょんりょん先生とちゃんみなが登場。Aチームは初めて「NG」を披露した。パフォーマンスを観たちゃんみなは、「プロ並みなコレオ(振り付け)だったよね」と高評価。 一方、個別の歌唱レッスンでは、CHIKAにユニークな表情の研究について、FUMINOには威圧感の出る歌唱法についてアドバイス。語尾を押すだけでも威圧感は出せるという。 ヤンキーの怒鳴り方もそうだとか。ちゃんみなが試しに「なめんじゃねぇえぇぞぉおぉ!!!!オォォォオイ!!!!」と手本を披露する。確かに威圧的だ。あまりの“本物”感に、隣にいたりょんりょん先生も思わずパチパチと拍手する。 すると、ちゃんみなはスケジュール上ここまで。代わりに、SKY-HIがレッスンを見ることに。 続いてMOMOKAの歌唱について、りょんりょん先生は「もう顔の表情だけですね」とコメント。続けてSKY-HIは、「リリックはもうじゅうぶん強くてかっこいいんで、自分のリリックに自分で負けないように、食っていきましょう」とアドバイス。自分のリリックに自分で負けない。これはMOMOKAに限らず、表現者にとって最大の課題なのかもしれない。 合宿8日目。この日は「Tiger」のチーム合同練習。候補生は2日間でものにしなければならない。 腰を激しくくねらせたセクシーな振り付け。イスも使った構成となっており、歌いながら踊るにはかなり難度が高そうだ。ダンスが苦手なFUMINOは、「うまい人が踊ると、できる動きでもできなそうに見えるの、わかります? その現象が起こっちゃって」と不安な様子。 さっそく両チームの振り入れへ。その様子を見ていたダンス講師のGENTA YAMAGUCHIとMiQaelは、両チームの雰囲気の違いを感じていた。Aチームは個人にフォーカスが当たっていて、Bチームはまわりをケアしようとしているように見えたという。 翌日、Aチームはふたりからまとまりのなさを指摘される。見せ所の認識がバラバラになっている、グループで踊っているのにひとりみたい、と言われてしまう。 ダンスのスキルに差があるあまり、メンバー同士の気持ちの違いがあるようだ。 スタッフインタビューで、FUMINOが「私がやれないと、みんなで合わせることすらできないなって思ってた」と言っていたのに対して、CHIKAは「(FUMINOから)『見てください』って何回も言われるけど、私は『もうできとるよ』って。本人は納得いってないから自分が協力できるところはたくさんしていきたい」と話していた。 すぐにチーム内で話し合い、意思疎通を図る。ダンスのスキルは関係なしに思ったことがあればメンバー全員に伝えていこうと話し合うメンバーたち。 そして再びGENTA YAMAGUCHIとMiQaelにパフォーマンスを見せると、ふたりからは「すごい変わった!」と高評価を受ける。話し合ってチームがまとまったことが伝わってきたようだ。 そんな中、SKY-HIから差し入れが。これにはメンバーも大喜び。和気藹々と差し入れの寿司を食べるメンバーたち。プロ擬似審査が目前に迫る彼女たちにとって束の間のひと時だ。そんな彼女たちにSKY-HIはこんな話をする。 「世の中、歌うまいとか、ダンスうまいとかだったら、もう無限にいるじゃん。これから大事なのは人間性ってよく言うけど、マジでそうだなと思ってて。特に今、チームでやられてると思うので。自分の人間性ってまわりに伝播すると思うし、それがグループの性格とか、グループの人間性になる。まず自分を愛してあげて、そのあと、自分と一緒にやってるメンバーを愛してあげて、スタッフを愛すると、ファンまで愛がやっと届くみたいな順番って絶対あると思うので。大事にしてください」