【『No No Girls』レポート#9】SKY-HIが候補者たちにアドバイス「人間性ってまわりに伝播するし、それがグループの人間性になる。まず自分を愛してあげて」
テーマは「自信」に決定
合宿1日目。午前中は合同ダンスレッスンだった。最前列で焦りの色を見せていたのはMOMOKAだ。4次審査の結果発表で、ちゃんみなからダンスの基礎を練習してほしいと言われていた。MOMOKA自身もスキルの差を感じているようで、「まだ全然追いつけていない」と不安を漏らす。 同様にSAYAKAも不安を抱えていた。MOMOKAとともにダンス講師MiQaelに相談しに行くと、「あなたはもっと下半身を鍛えて。軸が軽いから」とアドバイスされていた。 2日目は「NG」の歌詞作り。原曲にはちゃんみな自身がこれまでに言われ続けた「No」への反抗心が、鋭いメッセージとして表現されている。 候補生たちはもともとメッセージ性の高いこの曲に、オリジナルのメロディと歌詞を作らなければならない。メンバーはクリエイティブに悩んでいた。 なかなか先に進めずに考え込んでいると、スタッフが部屋にやってきた。すると、「今日明日である程度仕上げるぐらいの気持ちでやらないと、このあとのスケジュールがヤバイかも」と警告が。早く完成させるため、まず歌詞を考えてから振り付けをつけていくことに。 そして、曲のテーマは「自信」となった。 同じパートのCHIKAとFUMINOは一緒に歌詞を考えていた。CHIKAは「けっこう自信ある。殻が破れたりさ、自分の表現が広がったって思っとるけん」と話す。候補生の中でも特に自信のなさが目立っていた彼女も、また少しずつ変わろうとしている。 そんな彼女が書いた歌詞には、自信のなかにも切なさがにじむ。 <I am a Good Girl/真面目 top star/完璧主義 からやぶる /Monster/どこにいても残る声 足を止め/天才だからと願って> メンバーの歌詞は順調に出来上がり、次は振り付けへ。そんななか、YURIの表情が浮かない。 メンバーで唯一、歌詞が仕上がっていなかったのだ。Aチームの中で、「(自分は)お荷物だと思ってしまって」とスタッフに話す。そんなYURIを気にかけ、MOMOKAも一緒になって歌詞を考えていた。 沼にハマってなかなか抜け出せないYURIに、MOMOKAは「完璧主義でしょ、YURIちゃん。時には適当も大切だよ」と優しく声をかける。結局この日はいったん歌詞を埋めて、ダンスに取り組むことに。 合宿3日目。ダンス歴14年のKOKOとCHIKAを中心に振り付けを提案する。しかし、それぞれのイメージが合っていないパートもあるようで、KOKOもCHIKAも互いに気を遣っている様子も垣間見えた。 スタッフインタビューでは、KOKOは「違和感がまったくなかったわけではないんですけど、うまくみんなと混ぜて一緒にできたらいいな」と協調していこうとする意志を述べるが、CHIKAは「これは絶対にかっこいいと自信を持てるほどでもないのに言っていいんだろうか、みんなの時間もあるしとか、私はめっちゃ考えちゃって」と懸念する。 一方、ダンスが苦手なメンバーには焦りがあるようだ。「優しいから丁寧に教えてくれると思うんですけど、時間ないことはわかってるから、自分でなんとかしなきゃ」(SAYAKA)、「振りを覚えて踊るだけで精いっぱいになっちゃいそうだな、と思っているので」(MOMOKA)、「ゆっくりやってくれたのでありがたい気持ちがあります。すごいダンスを作ってくれたので、踊りこなせるようにならなきゃって」(FUMINO)と、それぞれの心境を語った。