【『No No Girls』レポート#9】SKY-HIが候補者たちにアドバイス「人間性ってまわりに伝播するし、それがグループの人間性になる。まず自分を愛してあげて」
りょんりょん先生の指導で急成長を見せる候補者たち
合宿4日目。次は課題曲「Tiger」のレコーディングに向けて練習。ここで存在感を発揮したのが、絶対音感を持つSAYAKAだ。音程が取れずに困っているメンバーにアドバイス。メンバーは自分を助けてくれる、自分も協力してチームに貢献したい、とスタッフに話していた。 レコーディングに向けてボイストレーニングへ。まずFUMINOからチェックへ。裏声になりやすいFUMINOは、ちゃんみなから歌声の種類が一定だと指摘されてきた。 りょんりょん(佐藤涼子)先生はまず、歌声の種類を増やすためのレッスンをする。まるでアニメ声のような発声をさせたあと、そこに抑揚をつけるように指示。するとFUMINOの声は少し変わった。次は実際に曲を歌ってみる。柔らかい歌声だったFUMINOから威圧的な鋭い声が。今まで聞いたことがないFUMINOの声に、ほかのメンバーからも拍手が起こった。 そのあとも独特なりょんりょん先生のレッスンにより、ほかのメンバーも短時間でメキメキと成長。歌唱力と表現力が劇的にアップした。 そんななか、またしてもYURIに“あの”壁が。4次審査でもちゃんみなから「感情が顔にでない」と言われていたYURI。それが歌声にも表れてしまう。りょんりょん先生は「残念でしたね。聴いてる途中で飽きました」「全部同じ調子で歌ってる」とズバリ。そうなってしまうのはまじめな性格だからという。 けれど、それはけっして悪いことではないと励ますりょんりょん先生。「遊ばないでダンスばかりやってきました、みたいな人に多いんですよ」というと、YURIは図星なのか思わず苦笑いを浮かべた。
ちゃんみなとともに「Tiger」レコーディング
そして、「Tiger」のレコーディング当日。合宿で鍛えた歌声をちゃんみなに披露する日だ。 FUMINOは、さっそく新たに手に入れた表現を駆使して歌い上げる。が、ちゃんみなは「もうちょっとFUMINOっぽい感じがいいかな」と指摘。そのあとも、「もうちょっとFUMINOっぽい感じで」「一番FUMINOらしさを出さなきゃいけない」など“らしさ”を出すように指示される。FUMINOらしさを残したまま表現のバリエーションを増やす、という新たな課題が立ちはだかった。 ほかのメンバーたちにも、どんどんアドバイスしていくちゃんみな。殻を破ろうと表現してくるメンバーにちゃんみなも高ぶっているのか、細部に至るまで歌い方を注文する。メンバーが注文どおりに歌ってみせると、ちゃんみなはそのたびに大絶賛。メンバーも恐縮しながらもうれしそうだ。 りょんりょん先生から厳しい指摘を受けたYURIはどうだろうか。 ときに気だるく、ときに力強く、ときにセクシーに……YURIは歌声にさまざまな顔を見せていく。新たな一面を見せつけられたちゃんみなは、「Nice, girl!」と反応。ラストでは「めちゃくちゃセクシーフェロモンムンムンでお願いします」とちゃんみなが指示すると、それもYURIは完璧にこなす。 思わず「フー!」と歓声を上げるちゃんみな。さらにカメラ目線で「男性陣、耳塞いでくださーい」とひと言。大絶賛だった。 表現力に悩んでいたYURIは、ちゃんみなの反応に思わず顔をほころばす。あとからスタッフに、「今まで見せられてなかった部分が見せられたかなっていうところはあって、緊張というよりも楽しめた」と話していた。