ChatGPT、回答を見ながら修正・指示できる「Canvas」を全ユーザーに開放
OpenAIは10日(米国時間)、「ChatGPT」で回答やコードを表示しながら、修正・改善できる機能「Canvas」を全ユーザーに開放した。これにより、全てのChatGPTユーザーがCanvasを使った文章作成やコーディングが可能になる。 【この記事に関する別の画像を見る】 Canvasは、左側のチャットエリアでChatGPTに指示を出して、右側のパネルでその修正を確認しながら作業を進められる機能。モデルはGPT-4oを利用する。これまでは、有料のChatGPT Plus(月額20ドル)とTeamユーザー向けにβ版を提供していたが、全ユーザーが利用可能になった。 Canvasは、ChatGPTのWeb版とWindowsアプリで利用可能。また、新たにPythonのコードをCanvas上で実行可能となったほか、CanvasでカスタムGPT(GPTs)に対応した。 加えて、Canvas上での絵文字利用に対応。Canvasでは、出力の調整機能も備えており、例えば文章の場合、長さや「幼稚園児」から「大学院」までの読解レベルなどをスライダーを用いて調整できる。 このCanvasのアップデートは、OpenAIが12日間(平日)連続で新サービス等を紹介する「12 Days of OpenAI」の4日目のもの。初日はChatGPT Proと最新モデルo1の正式公開、2日目は強化学習ファインチューニング、3日目は動画生成Soraの一般公開だった。
Impress Watch,臼田勤哉