【ジャパンC】出た勝利宣言!ゴリアットのスミヨン「勝つことを確信」/G1追い切り速報
<ジャパンC:追い切り> 今年の“キングジョージ”勝ち馬ゴリアット(セン4、F・グラファール)は東京競馬場の芝コースで追い切りを行った。スミヨン騎手を背に、帯同馬のルノマド(キャピタルS出走予定)を約4馬身追走。ラスト1ハロンで外から並びかけ、馬なりのまま半馬身ほど抜け出した。 突き抜けるほどの自信だ。主戦のスミヨン騎手は1位入線後に2着降着となった10年ブエナビスタ、4馬身差完勝を果たした14年1着エピファネイアで2度の最先着経験がある。スミヨン騎手は「なかなかヨーロッパ勢の馬が勝ててこなかったレース。ただ、ゴリアットはキングジョージを制覇し、パリロンシャン競馬場での前哨戦を(前走コンセイユドパリ賞1着)を勝ってきました。チームが一丸となって、勝つために日本に来ました。数カ月前からとても調子が良く、大きな成長を見せています。今回は大きな自信を持っています」と語った。SNSを通じて馬主のジョン・スチュワート氏が強気な発信を繰り返すが、陣営の本気度もすこぶる高い。 勝利を信じてやまない。スミヨン騎手は今回が19年シュヴァルグラン(9着)以来、5年ぶり7回目の騎乗。日本へは何度も短期免許で来日し、肌身で馬場への適性を知っている。同騎手が語るジャパンC勝利の条件は-。 「いかに速いスピードで、レース中にスタミナをバテさせずにペースを保てるかだと思います。そういう意味ではゴリアットは全てを兼ね備えています、速いペースを好む馬です。高速馬場であっても十分なペースを出しながら走るのには適していると思いますし、今までアスコット競馬場やフランスの馬場で強さ、クオリティーがあることを示してきました。このレースに勝つことを確信しています」 地元の大レース、凱旋門賞はせん馬のため出走資格がなかったため、秋の大目標をジャパンCに据えていた。来日後の状態は前走以上と考えてよさそうだ。スミヨン騎手は「非常にいい。落ち着いていると感じました。フランスで乗っているより、ますます力強いと感じました。滑らかな動きで力強くもあり、今日の追い切りの結果に非常に満足しています」。勝算があるどころか、確勝を期したジャパンC参戦だ。【松田直樹】