50代、年齢を重ねて見直した「ものの持ち方」。手放したら家も気分もすっきり
これまで愛用していたものも、年齢を重ねた自分に合わないものは見直しが必要です。そこで、思いきってものを手放したら、ストレスから解放されたケースをご紹介。暮らしコーディネーター・整理収納アドバイザーの瀧本真奈美さん(現在50代)が、自身の経験から語ります。 【写真】洋服を見直し自分と向き合う
履く機会が激減した「ヒール靴」を手放してすっきり
かしこまった席やきちんとしたコーディネートをするときのために…と用意していたヒールのパンプス。若い頃はスタイルアップを狙ってよく履いていたものですが、股関節を傷めた40代以降は、どんどん履く機会が減っていました。 加えて、ファッションのトレンドもカジュアルなスタイルが中心になってきていると感じ、自然とストレスフリーな服や靴を手に取るように。 そこで、タンスの肥やしならぬ“シューズボックスの肥やし”になっていたヒールのある靴を、今後も持ち続けるべきか今年見直してみました。近頃はかしこまった席に参加することもなく、無理をしてまで履くこともないと判断。思いきって手放し、すっきりしました。
「着ていて疲れる服」をきっかけに、今の自分と向き合う
見た目がとにかく好みで買った服も、いざ袖を通すと窮屈…ということはありませんか? もしくはその前の段階で、着るのに時間がかかる、着るときに肩が痛む、ボタンが留めにくいなど不便と感じるポイントがある場合も。 私は、着用するときや着用後に疲れてしまう、着たいと思えない服は即手放すと決めています。いわば買い物の失敗で、とてももったいない状況ですが、その失敗を失敗のままスルーしてしまうと同じことを繰り返す可能性もあります。失敗したら潔く痛手を負う。そうして、今の自分がした失敗を今後繰り返さないように心がけているのです。
「メイク用品」は、衛生面も考えて固執せず手放す
洋服と同じように買い物の失敗がありがちなのがメイク用品。リップやアイシャドウなど、口コミのよさから購入したものの、実際使ってみると色味が自分に似合わないと感じることもしばしば。そのうえ、以前はしっくりきていたのに、年齢を重ね同じ品番を購入しても違和感を覚えることもあります。 メイク用品はサイズが小さいのもあり、「また使うかも」と残しておきがちですが、直接肌につけるものなので衛生面も考えてこまめに見直し、手放すようにしています。