【水上バイク】2024年モデル の 目玉 ! 業界・最大 "325 馬力" エンジン 【 BRP SEA-DOO 】進化を遂げた インテリジェンス モンスター 「RXP-X 325」&「RXT-X 325」
進化したスーパーチャージャーによる、エンジンへの エアフローを 最大化するために、インテーク システム も 改良されている。吸気効率を 高めることで スーパーチャージャー 作動時 の 安定性を 向上させた。 メーカーは 「 パワーを上げるのは 簡単。それよりも、効率的で耐久性があり、信頼性の高いエンジンに することの方が難しく、それがROTAX・エンジニアの課題だった 」と言う。 特筆すべきは、スーパーチャージャー が 小型化したことで、ブレード( 羽根 )も 小さく なったことだ。 大きな羽根を 回転させるより、小さな羽根のほうがゼロ回転からの回り始めが、断然、早くなる。これにより スーパーチャージャー の 欠点と言われた、「 低速領域の 加速 」が解消された。 この「RXT-X 325」「RXP-X 325」ともに、低中速度域からの見事な加速を実現している。
「メーカーによる馬力競争」ではない「ハイパワー化」
編集部が、この新しい「 Rotax 1630 ACE 300エンジン 」を最も評価している点は、売りたいがための馬力アップではないし、そのためのポテンシャルも伴っていることだ。 過去、水上バイク業界では「メーカーによる馬力競争」が繰り広げられた時期があった。しかし、このエンジンは単なる馬力アップではなかった。マッスルスポーツモデルの「純粋改良」以外の何ものでもない。 買い手側にしてみれば、分かりやすい「馬力」表示に目が行きやすいのは当然だ。 しかし、現代の水上バイク業界で、馬力表示にはあまり意味がなくなってきた。
例えば、ヤマハのフラッグシップ「FX SVHOシリーズ」は、250馬力だが、十分にパワフルである。「FX Cruiser HO」に搭載されているエンジンは、2024年モデルから1900ccとなった。 NAエンジンだが、その瞬発力や加速性能に驚くはずだ。 今、各メーカーが顧客満足度を高めるために行うパワーアップは、過去の馬力競争とは明らかに違う。 ジェットそのものの性能は飛躍的に上がり、新しいテクノロジーも次々と開発されている。 現代の「水上バイク」は、パワーだけでは計れないものとなっている。乗り味、遊び方のトータルで選ぶ時代である。
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