なんと 水上バイク に “ 風防 ”が 付いた! コンセプトは「アドベンチャー」。グッドデザイン賞を受賞した「 Sea-Doo EXPLORER PRO 」は、革新的なマシンだった
「 EXPLORER PRO 」は こんな水上バイク
今年、BRP社の水上バイク「Sea-Doo EXPLORER PRO 」が、2023 年度グッドデザイン賞を受賞した。 「 EXPLORER 」は、「 探検家 」などの意味を持ち、その名の通り、「 冒険( アドベンチャー ) 」をするために作られた水上バイクである。 デザイン 最高責任者、デニス・ラポイント氏 率いる「 BRPデザイン & イノベーションチーム 」は、「 自然との 繋がりを 取り戻す 」という世界的な トレンドに 触発 されて、この「 EXPLORER PRO 」を 開発したという。
外観上の大きな特徴は、水上バイク初の「 ウインド シールド 」
「 EXPLORER PRO 」には、水上バイク初の“ 風防 ”が 付いた。これにより、ドライバーに 風や 水が かからない 構造となっている。 風や雨、水しぶきから ライダーを 守ってくれるので、長距離ライディングでも、疲労を軽減する効果がある。 後述するが、他にも「アドベンチャー」のための専用装備がいくつも採用されており、今までの水上バイクになかった、画期的な外観と 装備の水上バイクである。
定評のある170馬力の「Rotaxエンジン」を搭載
搭載されている「Rotax 1630 ACE-170 エンジン」は、「FISH PRO」シリーズにも使われている、定評のあるNAエンジン。ピーキーさがなく、滑らかな走行特性は、長距離ツーリングに適している。
【試乗記】 水上で真価を発揮する「 ウインド シールド 」
「 EXPLORER PRO 」は、初めて水上バイクに「 ウインド シールド( 風防 ) 」が装着されたモデルであると先ほど書いた。 このウインドシールドは、BRPの3輪バギー「 Can-Am スパイダー 」に装着されているものと同じだと思われる。 私も何度かスパイダーに乗っているので、ウインド シールドの快適さは実感している。しかしそれが、「 水上バイクに装着されたら どうなのか? 」は、また別の話だ。 最初に、『陸上での“見た目”』と、『水に 浮かべたときの“見た目”』の違いに驚いた。「 グッドデザイン賞 」を受賞したと聞いていたが、正直、陸上で見たときに 好印象が持てなかったからだ。
【関連記事】
- 水上バイク に「 ブレーキ と バック 」を 始めて導入したのは BRP社である。同社のデザイン最高責任者に聞く「 自由で 革新的な デザイン 」を 生み出せる理由
- 「水上バイク」 夏が終わった「今」 プロショップ で メンテナンス を、行うべき理由!
- なんと、水上バイクに「 排気量 1900cc エンジン」を 搭載 ! ヤマハ が 開発 した 「 新しい マリン・エンジン 」のすごさとは?
- 【水上バイク】BRP・シードゥの2024年モデル国内販売ラインナップの価格が発表された。最も安価は「SPARK TRIXX 1up」で140万円
- 最も 高額な 水上バイクは【 3,461,700円 】 BRP SEA-DOO「RXP-X RS APEX 300」。しかし、この値段が高いとは 思わない、その理由とは!