3回延期の「H3」ロケット4号機、11月2日打ち上げへ JAXA、種子島宇宙センター
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、悪天候などで3回延期された日本の次世代主力ロケット「H3」4号機の新たな打ち上げ日を、11月2日に決定した。発射地点の種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)周辺の天候をふまえて判断した。打ち上げ予定時間帯は午後3時46分~同5時30分、予備期間は同3~30日。 陸海空自衛隊の統制能力強化を目指す防衛省独自のXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」を搭載する。 4号機は当初、10月20日の打ち上げを計画していたが、悪天候の影響や部品の不具合発生などで3回にわたり延期。新たな日程を検討していた。 H3は2段式の液体燃料ロケットで、今年度中に50号機を打ち上げて引退する現在の主力ロケット「H2A」の後継機。