12位低迷で2度の監督解任…混迷のローマ、73歳ラニエリ氏と話し合い?暫定監督orTD就任へ|セリエA
新監督を探すローマは、クラウディオ・ラニエリ氏と接触しているようだ。 昨季途中就任したダニエレ・デ・ロッシ元監督の下で復調し、6位フィニッシュを達成していたローマ。夏にはクラブのレジェンドと新契約を結んでいたが、開幕4試合勝利から見放された時点で指揮官解任を決断した。その後はイヴァン・ユリッチ前監督に指揮を託したが、公式戦12試合で4勝3分け5敗と低迷。第12節でボローニャに敗れ(2-3)、2度目の監督解任を行っている。 開幕12試合で勝ち点13、12位と低迷するローマ。新監督候補として様々な名前が浮上していたが、73歳のラニエリ氏にコンタクトを取っているようだ。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ローマのオーナーであるライアン・フリードキン氏ら幹部は、ラニエリ氏や代理人と会談するために12日の夜にロンドンへ招待。暫定監督を務めるか、もしくは別の指揮官の招聘やサポートを務めるテクニカルダイレクターか、2つの役割について話し合われているという。現状では、ラニエリ氏は監督就任を望んでいると伝えられている。 なお、ローマ側はラニエリ氏と接触する一方で、仲介人を通じてヴィンチェンツォ・モンテッラ監督にも連絡を取ったという。モンテッラ監督とトルコ代表の間には、ローマにとって有利な状況が存在しているようだが、この移籍は成立する可能性が低いようだ。 2009年~2011年、2019年と2度にわたってローマを指揮したラニエリ氏。2023-24シーズンにカリアリを率いたのを最後に、38年にわたる監督キャリアの引退を決断していたが、苦しむ名門を救うために現場に復帰することになるのだろうか。動向に注目が集まっている。