AI推しの「Google Pixel 9 Pro XL」のカメラはどれくらいAIなのか? 試してみて分かったこと
基本的には前モデルを踏襲した「トリプルカメラ」
では普通にカメラの話に入ろう。 Pixel 9 Proシリーズのアウトカメラは超広角(ウルトラワイド)/広角/望遠のトリプル構成で、どれもセンサーは約4800万画素(48MP)以上。広角カメラだけが約5000万画素(50MP)なのだけど、まあ似たようなものだ。 どれも基本は4画素を1つにまとめる「Quad PD」方式に対応していて、通常は1200万画素(12MP)で撮影されるけれども、設定を変えれば全ての画素を使った撮影も可能な仕様だ。 広角カメラは35mm判換算で約24mm相当で、レンズはF1.78。センサーサイズは1/1.31型と、ハイエンド機としてポピュラーな仕様だ。 2xで撮ると、広角カメラの中央部(1250万画素相当)を切り出す形になる。 超広角カメラは35mm判換算12mm相当で、センサーサイズは広角カメラより少し小さめだ。 望遠カメラは5xで110mm相当。レンズはいわゆるペリスコープ型を採用している。F値はF2.8と一般的だ。 5xの望遠で名古屋城も撮ってみた。 全体にこってりよりさわやかめで、コントラストも上げすぎない画作りだ。
ポートレートモードとマクロモードはどう?
続いてポートレートモード。ポートレートモード時は相変わらず「1.5x」と「2x」となっていて、3倍とか5倍での背景ぼかし撮影はできない。 ちなみに料理撮るときは、ポートレートモードが最高。比較的近距離でも使えるので、背景がいい感じにボケた料理写真を撮ってくれるのだ。 カメラをぐぐっと被写体に近づけていくと、途中でマクロモードに切り替わる。より近くまでピントのあう超広角カメラに切り替わり、それの24mm相当部分を切り出してくれる。 Pixel 8 Proから超広角カメラが4800万画素なので、ある程度の画質も担保できる。Pixel 9 Proは超広角カメラの性能がさらに上がったのでありがたい。