侍ジャパンの最大ライバルはドミニカ?!WBC連覇へ最強メンバー編成
メジャーリーグ公式サイトが、来年3月に開催されるWBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)で連覇を狙うドミニカ共和国の50人の予備登録メンバーについて報じた。これまでの複数の米メディアやスペイン語メディアから、すでに出場を表明している選手たちの名前をまとめ、新しく出場の意向が明らかになった選手についても伝えたものだが、錚々たるビッグネームが名前を揃えた最強のメンバー構成だ。 メジャー公式サイトが、新たに出場メンバーとして加えた名前が、レンジャーズの三塁手で主砲のエイドリアン・ベルトレ。24歳のオリオールズのマニー・マチャド(三塁・遊撃)、メッツのホセ・レイエス(三塁・遊撃)、パイレーツの右翼手、グレゴリー・ポランコ、メッツの守護神、ジュウリス・ファミリアらだ。 また新人として53試合で20本塁打を打ったヤンキースのゲリー・サンチェス捕手もチームに加わることになりそうだと伝えている。 すでに参加を表明しているのが、いずれも初優勝した前回に続き、2大会連続の出場となるマリナーズの主砲であるロビンソン・カノ、今季127打点で打点王に輝いたブルージェイズからFAになっているエドウィン・エンカルナシオン(指名打者・一塁)、3年連続で40本塁打以上を記録しているマリナーズの指名打者、ネルソン・クルーズの3人。また初出場となるパイレーツのスターリング・マルテ外野手の名前もある。 投手では、カージナルスで今季16勝9敗の成績を残した25歳の先発右腕、カルロス・マルチネス、ヤンキースのセットアッパーで、3勝6敗12S 防御率3.08をマークしたデリン・ベタンセスも加わった。ベタンセスは、米国・ニューヨーク市の出身だが、両親がドミニカ共和国出身で、ドミニカ共和国の一員としてプレーすることを選んだという。捕手には、ダイヤモンドバックスの正捕手、ウェリントン・カスティーヨがマスクをかぶる予定。 ドミニカ共和国は初優勝した前大会も先発投手陣を除けば、最強メンバーをそろえていた。現在、イチローの同僚の守護神、フェルナンド・ロドニー、インディアンズの主砲、カルロス・サンタナがマスクをかぶり、かつてのMVP獲得者、ミゲル・テハダ、ハンリー・ラミレス、当時はヤンキースの主軸だったロビンソン・カノ、ホセ・レイエス、ネルソン・クルーズや、今季まで中日でプレーしたナニータなど、錚々たるメンバーをそろえて、予選ラウンドから無敗で初優勝した。大会MVPはカノだった。