給与は上がらず家計がギリギリです。自炊を続けるのが大変なので、手抜きでも節約できる方法はありませんか?
近年の物価の値上がりに対し、昇給が追い付かないと嘆く人も少なくありません。むしろ「物価は上がるのに給与は上がらない」と言ったほうが分かりやすいでしょう。このような状況が続くと、家計のやりくりに頭を悩ませることにもつながります。 生活費を切り詰めるために手っ取り早い方法の一つとして自炊がありますが、継続に限界を感じる人がいるのも現実です。そこで本記事では、手抜きでも食費を節約できる方法について解説していきます。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
実感できる身近な節約方法は「自炊」
まず、株式会社モデル百貨(長崎県佐世保市)が運営する「Money Geek」が実施した、「1010人に聞いたみんなの節約術」の調査結果を紹介します。 こちらは2023年11月17日~24日に20代以上の男女1010人(家族あり、一人暮らし)を対象にしたもので、節約効果がある方法の第1位に「できるだけ自炊する:192人」が挙げられています。 また、食費の節約は一人暮らしのなかで最も多い項目で、回答者の19.0%を占めることも分かりました。ちなみに、第2位には「水道・光熱費:18.1%」が入っています。 一方、家族ありの節約項目の第1位は「水道・光熱費:19.4%」で、第2位が「食費:15.9%」になる点にも注目です。食費や水道・光熱費の節約は、家族の人数関係なしに取り組みやすいといえるようです。 家計の節約に励む理由で最も多いのは「老後資金等、将来のための貯金:37.2%」ですが、「節約しないと生活できないから:23.8%」という厳しい現実も見て取れました。 また、月に節約できる金額は「1000~3000円程度」が最多の31.3%で、家族の有無とはあまり関係ないようです。さらに、節約できる金額で「1000円未満:15.3%」との数値もあり、家計管理に苦労している人も少なくありません。 しかも、節約疲れを感じている人(かなり感じる、少し感じる)が52.8%と、回答者の過半数を占めるだけでなく、一人暮らしのほうがより多く感じていることも分かりました。