患者はどうつき合う? 医者の本音とリアル 松永正訓
Q 勤務医と開業医、どっちが儲かるの? A やはり2006年の厚労省の資料によると、病院勤務医の年収は1479万円、個人開業医の年収は2458万円です。ちなみに最近は、アルバイトだけで生計を立てるフリーランスも増えてきました。医者の時給は高く、1時間で1万円ほど稼げます。それだけに1日8時間働けば8万円、月に20日働けば月収160万円になります。稼いでいるフリーランスの医者は年収1億円という話も聞くほどです。特に麻酔科にフリーランスが多いといわれています。麻酔は手術の内容によって高い技術が必要であり、難しいからです。ただし、フリーランスになると毎日がアルバイト生活なので、勉強する機会が著しく減り、医者として成長していくのが難しいという意見もあります。 (本誌/鳥海美奈子) ◇まつなが・ただし 1961年、東京都生まれ。千葉大医学部を卒業後、小児外科医に。 日本小児外科学会・会長特別表彰など受賞歴多数。2006年より「松永クリニック小児科・小児外科」院長。13年、『運命の子 トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』で小学館ノンフィクション大賞受賞。著書に『発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年』(中公文庫)などがある サンデー毎日12月1日号(11月19日発売)には他にも「佐高信×田原総一朗 再びトランプ時代到来 石破首相は、石橋湛山・田中角栄的な『対米自立』を担えるか!」「大切な人の看取り方 死に向かうサインを知る 『臨死期』の体の症状と家族の心得 大崎百紀」「肉づくし、糖質に配慮、容器ごとレンチン可能、喪中の人向け…2025 おせち商戦 白熱過熱!」などの記事も掲載しています。