「これまでの経験を考えると…」鎌田大地はC・パレスで成功する?強度が高いプレミアリーグだが「問題はない」【海外の反応】
今夏の移籍市場でラツィオを契約満了により退団し、クリスタル・パレスへ移籍することを決断した日本代表MF鎌田大地について、米メディア『ESPN』が言及している。そして、同選手がプレミアリーグで成功する方法と、それが日本サッカーにとって何を意味するのか分析した。 鎌田は昨夏、フランクフルトと契約延長しないことを決断した後、ミランと交渉を行った。契約締結に近づいたものの、鎌田との交渉を主導してきた重要人物であるマルディーニ氏と、スポーツディレクターを務めるリッキー・マッサーラ氏の退任が発表されたことで、状況が一変。最終的に破談となり、次に交渉したラツィオが鎌田を獲得することになった。マウリツィオ・サッリ前監督のもとでは出場機会に恵まれなかったが、後任のイゴール・トゥドール監督のもとで出場数が増加し、多くの試合で先発起用されている。しかし、今季終了後に契約延長に向けた話し合いが行われたが、最終的に破談となったことで、契約満了によりラツィオを退団した。 【動画】鎌田大地、ラツィオでのスーパーゴール! そして、フランクフルト時代の恩師であるオリヴァー・グラスナー監督が率いるC・パレスと、鎌田は2年契約を結んでいる。鎌田にとっては、初めてのプレミアリーグとなるが、同メディアは「彼がもたらすエネルギーは、プレミアリーグの激しい試合で活躍する上で非常に重要になる可能性がある。彼の得点本能は、2023/24シーズンに中央のミッドフィールド陣からわずか1ゴールしか奪えなかったC・パレスにとって、効果的な補強となるはずだ。イングランドのサッカーのフィジカル面は、これまでアジアの選手にとって適応に苦労する分野だったが、鎌田はこれまでのヨーロッパでの経験(2021/22シーズンにはフランクフルトでヨーロッパリーグ優勝も経験)を考えると、そのような問題はないはずだ」とし、成功する可能性はあるとの見解を示した。 また、日本サッカーにとって何を意味するのかについては「サムライブルーのスター選手たちがヨーロッパのトップリーグで活躍していることから、日本のサッカーが極めて健全な状態を保っていることに異論はない。来季、最も厳しいリーグを席巻することになれば、アジア最高のサッカー大国であるという日本の主張にさらなる信憑性を与えることになるだろう」と報じている。
フットボールチャンネル編集部