最大級の全勝バトル!「帝京大学×早稲田大学」関東大学対抗戦2024
開幕戦から立教大(57-6)、日体大(83-0)、青山学院大(67-0)と圧勝続き。
特筆すべきはここまで唯一ノートライに封じ込めている防御力。また今季はスクラムを筆頭に帝京大も凌駕できる強力FWも擁している。
ディフェンスとフォワードが弱いチャンピオンチームはまずおらず、そこに優位性がある上、FB矢崎を筆頭にバックスにも多彩な武器がある今季は、否応なく優勝時にのみ歌える第2部歌「荒ぶる」への期待が高まる。
大一番へ向けて、早稲田大は渾身のメンバーを揃えた。
そしてこの3週間でオールブラックス戦を経験した日本代表FB矢崎が先発。HO佐藤主将と共にFW・BKの飛車角が揃った布陣で大一番へ臨む。
注目ポイントはすべてのコンタクト局面。どちらがゲインラインを獲るのか。アタックで前進できないのは、どちらか。
そしてセットプレーのバトルだ。帝京大は夏合宿で劣勢だったスクラムで優位に立ちたい。それとも進境著しい早稲田のスクラムが力を見せるのか。
両軍のキックゲームの行方も刮目したい。帝京大は敵陣に効率的に侵入し、フィジカリティを発揮したい。早稲田大はルーキーSO服部の右足、判断に注目が集まる。
11月1日時点の天気予報によると、今週土曜は大雨だが、日曜(試合開催日)は晴れ間がのぞく様子。午後2時の笛の音が今から待ちきれない。
多羅 正崇